グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

洞爺湖有珠山からのお客様

2018年05月10日 | ツアー
洞爺湖有珠ジオパークでガイドをしている江川さんが来島し、ツアーに参加してくれました。

周辺地域ガイド・環境教育・有珠山火山防災普及活動講師・スキーレッスンなどを行う「SOTOASOBU」を、今年4月に始めたスポーツウーマンで、洞爺湖有珠火山防災マイスターの江川さん。

がっつり歩いて、火口から裏砂漠をめぐる予定だったのですが…天気予報は雨!
で、裏砂漠を往復するコースに切り替え、空いた時間で、島の外周を少しだけ回ることになりました。

火山の知識が豊富で、観察力もある江川さん。
歩き始めに見つけてくれたのは「草を運ぶ蟻」でした!

自分の体長の3倍はあるナニカの茎を運ぶ蟻。
調べたらアシナガアリっぽいのですが、茎を食べるのでしょうか??

続いて舗装された道脇で足を止め、ナニカを観察。

普通の人(?)は素通りするこの場所で、何を見ているのでしょう?

江川さんが見ていたのは、これです。

丸い形が可愛い“火山豆石”

水蒸気爆発などが起こった際、水分が火山灰を泥団子のようにまとめ、地表に積もったもので、地面にいっぱい入っています。

ここで豆石をゆっくり見たのは、ものすご〜〜く久しぶりで「さすが火山のガイドをしている人だなぁ」と思ったのでした。

火山の風景のみでなく…

私の大好きなキラキラの水滴や…

雨のおかげで生き生き元気なスナゴケと溶岩など、ほぼ同じ感性で遊び…


霧の溶岩地帯で…


幻想的な雰囲気を楽しみました😃


そして、裏砂漠の草陰で休憩。

真っ白な霧に包まれて語り合い…
ふと気づいたら、予約した昼食時間が迫っていました!

いや〜ビックリしました!
話に夢中で完全に時を忘れていました!!
(浦島太郎になった気分^^;)

このあとは大急ぎで、溶岩の森や…


大島ツツジのトンネルを抜け…


「大急ぎ」とは言っても、しっかりと“ツツジの花に埋もれる写真”を撮ってから、昼食会場に向かいました。

豪華でしょう〜?😃

昼食会場では、別チームで回っていたお母さんやジオ仲間と合流。
束の間の会話を楽しみました。

昼食後は、黒い溶岩の海岸や…


火山灰に根をはる巨木を巡りました。


塩工場も短時間だけ、見学させてもらいました。

(ジオガイドでもある社長さんの説明付き❤️)

そしてアッと言う間に時は過ぎ、ツアーは終了しました。

伊豆大島と同じように活発な火山である有珠山。
必ず起こる噴火を前提に存在する暮らし。
たくさんの共通する「思い」があっての会話だったので、時の過ぎるのが、より速かったのかもしれません。

遠方からはるばる、大荒れの海を越えて来島してくれた江川さん&お母さん、ありがとうございました!

また、来て下さいね❤️

(かな)


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