グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

火山&ジオパーク強化合宿(洞爺湖有珠山編1)

2016年06月14日 | 火山・ジオパーク
北海道での合宿、3日目です。
午前中は“洞爺ガイドセンター”の小川さんの案内で、洞爺湖のカヌー&ドライブの旅。

小川さんは車中から「今はライラックや桐など、紫や白の花がキレイな季節なんですよ」と「色」で花を案内してくれました。なかなか新しい名前が覚えられない私にとって「色」に注目すれば良いのは嬉しい限り。

アイスクリームのコーンを逆さにしたような、クリーム色の花が目につきました。
「トチの木の花ですよ。ちょっと降りましょうか?」と小川さん。

車を止めて皆で花に群がりました(笑)

見事な咲きっぷり!とてもカワイイです。

「トチの花」をこんなにシッカリ見たのは生まれて初めてです。
(大島にはトチの木が無いので)

でもそういえば、なんで島にはトチが無いのでしょう?調べたらトチは「適度に湿気のある肥沃な土壌で育つ」らしい…大島は肥沃とは言えないから無いのでしょうか?

ところで、この日の皆の一番の希望は「湖の上に立つこと」でした。
…で、こちらへ。


ライフジャケットと、防水袋を借りて、カメラをしまい…


いざ、出発!


風の弱い、鏡のような湖でした。

カヌーも全然揺れません。

この日は特別条件が良かったようですが、常に波がある海に囲まれて暮らしている私にとって、この静かさは感動ものでした。

目指したのは「亀岩」と呼ばれる、水面にわずかに顔を出した岩。
これはカルデラ壁がくずれてきて、できた岩なのだそうです。

水位は雪解けや雨水、水力発電の放水で変わることもあるそう。

小川さんが1人ずつカヌーからの移動を助けてくれるので、全員水にぬれる事もなく岩に立つことができました。


で、念願の…


わ〜い(^▽^)


ちなみに、この湖は過去の大噴火でできたもの。
我々の背後にある山はみな『溶岩ドーム」なのだそうです。

帰りは岸に平行に進みながら、咲いている花を紹介してくれました。

湖から岸の花を見るツアー…なかなかできない体験ですよね!

さて、カヌーの後は洞爺湖を車で一周。
「浮見堂」という、これまた崖くずれでできた場所を歩き…


洞爺湖に注ぐ一番大きな川(これが一番大きな川!)を見て…


次に、湖に注ぐ小さな小さな川の流れで、生物観察。

(案内無しでは絶対立ち寄らないであろう場所でした!)

ヤマメ(…だったかどうか、忘れました(^_^;)の稚魚の死体や…


水生昆虫探しで盛り上がりました。

砂粒つけて変装してるけど、黒い足が見えてました(笑)

丘の上から昭和新山をはじめとする溶岩ドームや、山のふもとにある町並みを見下ろして…


最後に洞爺湖出口の“滝”を見て、3時間のツアーは終了しました。

充実した3時間でした。
洞爺湖の自然も、小川さんのガイドも楽しかったです。

この時のことは、鈴木みきさん、洞爺ガイドセンター小川さんのブログにも紹介されています。
それぞれの視点が面白いです!
是非、ご一読ください〜。

鈴木みきさんのブログはこちら。
http://ameblo.jp/suzukimiki/entry-12168735599.html

洞爺ガイドセンター小川さんのブログはこちら。
http://www.toya-guide.com/blog/182.html

小川さんの“ギャラリー”ページもお勧めです〜。
http://www.toya-guide.com/gallery/#

(カナ)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 始めまして北海道 | トップ | 今年のコチドリ状況 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

火山・ジオパーク」カテゴリの最新記事