グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

関西大学の減災政策研究室(永松ゼミ)フィールドワーク、2日目。

2024年09月11日 | ツアー
関西大学の減災政策研究室(永松ゼミ)の皆さんのフィールドワーク、2日目は午前中に裏砂漠へ。

裏砂漠への往復は、減災政策とは直接関係がない気もしましたが、活火山の島に生きる植物たちが、噴火や台風などのダメージから再生し、互いに関わり合って生きている様子を見てもらいたかったし、噴火や台風によって作られる黒い大地を楽しんで欲しかったので、(いつもより短めの)3時間で往復することにしました。

まずは、崩れやすい火山島の正体を体感してもらいたくて、地層に触って観察。

その後、木漏れ日の森を抜け

噴火が作った開けた景色の中へ!

草木の生えない裏砂漠で、約30分間、自由に過ごしてもらいました。

お茶を飲んだり、シャボン玉をしたり

空に向かって飛んだり

仲間で飛んだり

3人の学生さんと先生は、やや距離のある黒い山(櫛形山)の頂上まで急いで往復してきたので、こんな遠近感のある写真も撮れました。

女子大生の足の下に点のように小さな先生たちが入る風景が、面白かったです。
あ〜、先生が潰れる〜!

…と、思ったら無事でした!

🤣

最後に全員で集合写真。

雨予報が出ていて心配していましたが、ずっと良い天気でした(晴れ女が数人いたらしいです)

午後、最初に行ったのは、メモリアルパークにある2013年土砂災害で犠牲になられた方々の慰霊碑。
前日の午後の話を聞いて、学生さんから「行ってみたい」と希望が出ました。

皆さんが、慰霊碑に手を合わせてくれたのにジ〜ンときました。

この後、噴火、津波、人の織りなす物語を辿りに波浮港へ。
でも、暑さと午前中の疲労で、みんなあまり元気がなかったような…(私自身も暑くて余裕がなく、写真撮り忘れました💦)

複数の学生さんから、「海に行きたい」という希望があったので、最後に”砂の浜”へ。

キラキラ光る海が綺麗で、みんなで見惚れていましたが

そのうち足を水につけたり、なんと泳ぎ出す学生さんも!

全身ずぶ濡れパターンは、ツアー始まって以来かもしれません🤣

ただ靴を濡らさずにシャワーに行くために、火傷しそうな熱い砂浜を走らねばならず、「あち〜!!」と言う声が、あちらこちらで💦

黒い溶岩の島を、足の裏で体感してもらえたみたいです😅

夕食後、先生が、学生さんとガイドが話し合う場を設けてくれました。(ガイドは田中と私の2名でした)

学生さんの感想の中で、印象に残った言葉を簡単に書き出してみます。
「慣れの怖さという話が印象的」、「災害に対するリスク対応の時に、お金の計算では測れない島への愛があると感じた」、「自然災害は怖いとしか思わなかったが、自然の素晴らしさを感じた」、「本や資料だけではわからない。実際に体験することで学べることがある」、「備えと知ることの大切さ」、「再生した新しい生命など学びがたくさんあった」ーなどなど、それぞれの言葉で語ってくれたので、感動しました😢

地震、津波、台風、噴火など、人間の力では止めようもない地球の動きの中で、人間が少しでも幸せに生きられる社会を作るために、未来を担う学生さんたち。
今回の伊豆大島滞在が、皆さんの心に少しでも何かを残せますように!(切望)

私にとっても、とても貴重な2日間でした。
皆さん、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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