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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

JGN中部ブロック大会ガイド研修会

2019年11月26日 | 火山・ジオパーク
11月23日(土)JGN中部ブロック大会のガイド向け研修会で、TORE理論に基づくワークショップを行いました。

研修会では佐渡ジオパークのガイドさんをはじめ、恐竜渓谷ふくい勝山、南アルプス、苗場山麓、立山黒部、伊豆半島、飛騨山脈(構想)の各ジオパークから、ガイドさんや事務局の方が参加されていました。

関東ブロック大会同様、私からTOREの解説とフィードバックシートの使い方を説明。その後、グループ内で1分間自己紹介を行った後、事前に用意してきた地元ジオパークの特定の場所やモノ・コトなどを元にTOREを意識した5分間プレゼンを互いにやってもらい、フイードバックシートを記入してもらいました。

グループ内で行われていた相互プレゼンは、シンプルで分かりやすそうな絵を使って話している方や、コーラでの火山実験をされている方など様々でした😀


「これはおすすめ!」というプレゼンがあったら共有してください、とお願いしたところ、佐渡のできかたを分かりやすく説明した専門員の市橋さんの話はさすがでした。


タクシーの運転手さんが、車内から見える佐渡の景色を運転しながら案内するツアーを再現してくれたのも、とても興味深かったです。

他にも2つの発表が全体共有され、ガイド方法の幅広い可能性を感じた時間でもありました。

ただ、全体で2時間半という時間の中で、
T=テーマ(メッセージ)がある
O=構成されている(物語になっている)
R=お客様が自分と関連があると感じる
E=楽しい
という「4つの要素」が大切だとということを、うまく伝えられたかどうかは正直なところあまり自信がありませんでした。(参加された皆さんのガイド経験などを、把握しきれていなかったので…)

なので研修終了後、参加された方から「ガイドはまだ未経験だが、これからの自分の芯になるものができて良かった」と言っていただいたときは、とても嬉しかったです。

2日目のジオツアーでは、ガイドさんの話の中に「難しい専門用語」が全く聞かれませんでした。

きっと、とても努力されたのだろうと思います。

そして、ツアーに関わられたガイドの皆さんのお話の中に、佐渡の大地の中で暮らし続けてきた人たちへの敬意というか、共通するメッセージを感じ、佐渡が好きになりました。

やはり、単なる事実の『解説』ではなく『心を動かされるメッセージの存在』が大切なのだと思います。

その上で『わかりやすくて、身を入れて聞けて、楽しい』ガイドができれば、多くの人に、その地域やジオパークの本物のファンになってもらえるだろうと思います。(もちろん、正しい知識に裏打ちされた内容であることは大前提です😀)

私自身も自分のガイドやプレゼンを、TOREに当てはめて振り返りながら、考え続けていきたいです。

(かな)
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