伊豆大島には、「オタイネ」、「オタイサマ」という呼ばれ方をしている岩が、三つあります。
一つは、このブログに何度も登場している筆島。

荒波に耐えて崩れずに残る岩は、航海安全を祈願する船乗りの信仰を集め、神の霊の宿る根であるという意味で、「オタイネ(御体根)」、または「オタイサマ(御体様)」と呼ばれていたようです。
もうひとつは、岡田港にある海に突き出た岩。

波に削られ以前より小さくなったとも聞いていますが、海中に没せず、まだしっかり残っていて、「頑張っている岩」という感じがします。
三つ目は、海ではなく陸上。
島の北東部に位置する大島公園の中にあります。
高さは180cmぐらいでしょうか?(尺になってくれた嶋田の身長が約150cmらしい)

小高い場所に突き出た岩の前にある看板には、「昔、泉津では、娘などが欲の深いことを言ったり、強情で言うことを聞かないような時に、『このオタイサマめ』と言って叱ったと言います。オタイサマは、ツドの山にいて、”海の物も山の物も、みんな我が物だ”と言ったので、欲の深い神様だと言われています」と、書いてあります。

この岩は、溶岩流の表面が冷えてできた岩の塊が、後ろからの流れに押されて盛り上がったもののように見えます。(興味のある方は、YoutubeのVolcanoChaser氏のチャンネルにあるハワイの溶岩流の動画を見ていただくと、イメージしやすいと思います)

海で荒波に耐えて残っている岩は「神が宿る」といわれているのに、陸上に突き出た硬い岩は「欲が深い強情な娘」と言われていたという違いが、なんとも面白いです🤣
公園の芝生広場には、オタイサマよりは小さいものの、地上に突き出たいくつかの岩があります。

オタイサマの岩の言い伝えも、私たちが火山の島に住んでいるこを実感させてくれます。
これらの伝説については、藤井工房の藤井さんが複数の文献を調べ、詳しくまとめてくれています。
読んでみたい方は藤井さんのブログをご覧ください。
(かな)
一つは、このブログに何度も登場している筆島。

荒波に耐えて崩れずに残る岩は、航海安全を祈願する船乗りの信仰を集め、神の霊の宿る根であるという意味で、「オタイネ(御体根)」、または「オタイサマ(御体様)」と呼ばれていたようです。
もうひとつは、岡田港にある海に突き出た岩。

波に削られ以前より小さくなったとも聞いていますが、海中に没せず、まだしっかり残っていて、「頑張っている岩」という感じがします。
三つ目は、海ではなく陸上。
島の北東部に位置する大島公園の中にあります。
高さは180cmぐらいでしょうか?(尺になってくれた嶋田の身長が約150cmらしい)

小高い場所に突き出た岩の前にある看板には、「昔、泉津では、娘などが欲の深いことを言ったり、強情で言うことを聞かないような時に、『このオタイサマめ』と言って叱ったと言います。オタイサマは、ツドの山にいて、”海の物も山の物も、みんな我が物だ”と言ったので、欲の深い神様だと言われています」と、書いてあります。

この岩は、溶岩流の表面が冷えてできた岩の塊が、後ろからの流れに押されて盛り上がったもののように見えます。(興味のある方は、YoutubeのVolcanoChaser氏のチャンネルにあるハワイの溶岩流の動画を見ていただくと、イメージしやすいと思います)

海で荒波に耐えて残っている岩は「神が宿る」といわれているのに、陸上に突き出た硬い岩は「欲が深い強情な娘」と言われていたという違いが、なんとも面白いです🤣
公園の芝生広場には、オタイサマよりは小さいものの、地上に突き出たいくつかの岩があります。

オタイサマの岩の言い伝えも、私たちが火山の島に住んでいるこを実感させてくれます。
これらの伝説については、藤井工房の藤井さんが複数の文献を調べ、詳しくまとめてくれています。
読んでみたい方は藤井さんのブログをご覧ください。
(かな)
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