グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

香川県からのお客様と(前編)

2024年01月09日 | ツアー
昨日、香川県からお越しの女性と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

お客様は、年末〜年始の休みを利用し、飛行機で八丈島入り。
三宅島を歩いた後、大島にヘリで来島されたとのこと。

「火山の島の自然や暮らしを知りたい」というリクエストで、お話を聞いていくうちに、自然保護や観光関連のお仕事をされていることがわかりました。(しかも私の憧れのガイドさんとお知り合いでした!)

溶岩の上で、いち早く再生するハチジョウイタドリの、根と種子の話をしていた時には

小さな穴の中に、ハチジョウイタドリの翼を持った種子がすっぽりハマり、体を安定させているのを見つけてくれました。

さすがです!

火口一周コースでは、お客様に聞かれて、道の周辺にニオイウツギの木が絶賛増加中なことに気がつきました。

しょっちゅう歩いているのに、突然気がつくのですよね💦
(上の写真は「見ているのに、意識していないことって多いなあ」という、反省の気持ちで撮った1枚です😅)

島の北西方向にある富士山は、霞んで見えなかったけれど、南の海に浮かぶ島々は三宅島、御蔵島まで見えていました。

前日まで滞在されていた島には、特別な価値がありますよね!

ギリギリ見えて良かったです!

空に雲が多かった分、海に雲の影が映り、私の好きなこの角度からの眺めは、息を飲むような美しさでした。

ちょうど良い位置に人が歩いているし、何よりスペシャルな縞模様!

シマシマの雲に、シマシマの海に、シマジマって、すごくありませんか〜?🤣

お客様は観察力がスルドく、まるで仲間とフィールド調査をしている気分になりました。
たとえば、普段は地面を這っているヒカゲノカズラが立ち上がっているのを見つけた時には

「これから上に伸びる作戦に出るのではないか?」「これが最初のチャレンジャーの姿だったりして!」などなど、一緒に想像して楽しみました。

生きものが実に多様で変化し続ける存在であることを、日頃のお仕事の中で感じていらっしゃるお客様との観察や発見は、とても楽しかったです。

熟すとすぐに落ちてしまうアシタバの種子が、たっぷり残っていて、じっくり観察しました。

と、ここまでで火口一周での観察は終了。

「ブログを細く長く続ける」という、新年の誓いを守り(?)ツアー後半(三原山下山後〜裏砂漠〜森)の報告は、明日に続きます😊

(かな)
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