グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

20年前を思い出しながら

2023年08月04日 | ツアー
20年ほど前、何度もダイビングの店に通ってくれていたお客様(Iさん)が、三原山半日ツアーをリクエストしてくれました。

山は久々の島曇り(高温で蒸発した海の水が、山の近くで冷えて雲になる現象)。

涼しい風が嬉しいスタートでした。

歩き始めてまもなく、滑らかな形状の溶岩に立ち寄った時のこと

看板の中のハワイの溶岩の写真を見ながら、Iさんが突然「腹が立つ〜!」とおっしゃったので、不思議に思って理由を聞いたところ

「昔、ハワイに家があったころ、置いてあった車が噴火で流れてきた溶岩に触れ、燃えあがって溶けてしまった」とのこと!
そんな体験談、今まで聞いたことがなかったので、とてもビックリしました!!

山を登ったところのお茶屋さんを飲み込んだ36年前の溶岩を見て、Iさんは再び嘆きのポーズ!

ご自身の車が燃えた時のことを、とてもリアルな表現で語ってくれました😅

建築関係の仕事もされていたIさん。神社の鳥居を見て、「これは普通のモルタルやセメントではない」と指摘。

「きっと、溶岩を細かく砕いてセメントでつないでありますよ」と教えてくれました!

へ〜!!(興味深いです😀)

火口一周コースには、サクユリ がまだ咲いていました。

で、綺麗に咲いているユリと一緒に、記念写真〜😀


ところで、この日のIさんの一番の目的は、火口を見ることでした。
(今まで阿蘇の火口しか見たことがないとのこと)

火口展望所に到着した時は、あたりは霧で真っ白でしたが

火口が見えるまで、粘ることにしました! すると、

火口は、何度か見えたり消えたりを繰り返し、ついに…

クッキリ〜!!
火口展望所で、お茶を飲みながら粘ること40分!
やりました〜!!😀

で、私たちが帰るころには、再び霧がやってきて火口を隠してしまいました。

いや〜、素晴らしいタイミングでした!
一番の目的が達成できて、本当に良かったです😀

かつて水中の小さな生物の写真を撮影されていたIさんは、海の中の魚(カエルアンコウ)に見える溶岩(右側の上に出っ張っている岩)や

紅葉したカジイチゴの葉にも、注目されていました。

20年前を思い出し、たくさんお話しして、楽しい時を過ごしました。

伊豆大島を心に留め、お訪ねいただき、嬉しかったです。
ありがとうございました!!

(かな)
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする