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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

インタープリテーション・ トレーニング その1

2018年12月23日 | その他
金沢大学とインタープリテーション協会の共催による「理論に基づく インタープリテーション・ トレーニング2018 」に参加するために東京に来ています。

1日6〜7時間ずつ(休憩時間抜いて)ひたすらインタープリテーションの理論を学ぶ3日間。
 
参加者の職業は、自然保護センターや水族館、自然学校などのインタープリター、環境教育に関わるライター、子供達の教育に関わるドクター、ジオガイドさんなど実に様々。

福井県、新潟県、長野県など、遠方からも参加されていました。

学んだ内容を全て書くことは量が多くてできませんが、印象に残ったことを、ごく簡単に報告したいと思います。

まず「インタープリテーショントとは?」

ちょっと聞いただけだと、何となくしか分からない(私の能力不足?)これらの言葉を、実習を通して実感できるようなプログラムでした。

そして2日間かけて、1992年に『環境インタープリテーション』(英題:Environmental Interpretation)を出版したサム・ハムが提唱する「TORE原則」を学びました。

TOREとは…

①「テーマがある(Thematic)」
②「構成がある=整理されていてわかりやすい(Organized)」
③「受け手と関連性がある(Relevant)
④「楽しい(Enjoyable)」

の4つ。

これらはインタープリテーションの重要な要素なのだそうです。

古瀬氏が江戸前寿司のフィギユアを使って、見本のインタープリテーションを実演してくれました。


参加者に一つずつ選ばせ…


一つ一つを楽しく解説。


カッパ巻きの人には「かわいそうだから」と、ビールもつけるというユーモアも(笑)


昔の絵図や、埋立地を示した地図、寿司ネタの写真などなど様々な資料を使って、東京湾の埋め立てと海底の富栄養化などの現状を教えてくれました。

まったく飽きることのない展開で、35分のお話が15分ぐらいに感じました!😀

そして古瀬氏の話がハムの4原則にどう当てはまるかを皆で話し合いました。

こうやって分析することで古瀬氏の話が、実は4原則に基づいてしっかり組み立てられたもので、だから聞きやすく、面白く、心に残るものであることが良く分かりました。

他にも…
「人はまず、気にかけたもののみ好きになる」
「人は知的欲求を求める生き物。新しい面が重要で同じだと飽きてしまう」
「ガイドの情熱と自信がインタープリテーションの効果を上げる」
などなど、心に残る言葉がたくさんありました!

…と、ここまでが1日目の昨日の話。

今日はTORE原則をさらに詳しく学び、実習しました。
そして、明日は最後の1日…参加者の20分ずつの発表です。

で、今から発表の準備をするので、今日はのこのへんで(笑)
続きは次回にまた!😀

(かな)





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