今日、元町林道に行ってきました。
元町林道は標高300mぐらいの山腹に伸びる道で、5年前の大雨による土砂崩れ後、修復工事でしばらく通れなかった道です。

入り口から少し歩くと、こんな看板が出てきます。

「この場所危険。通行注意」
ここは、5年前に大きくえぐれ、道が無くなった場所(沢)です。

(2013年11月29日撮影)
当時は植物はなぎ倒され、沢の底を作る硬い溶岩がむき出しになっていましたが…

(2013年11月28日撮影)
今ではラセイタアマアジサイやヤナギイチゴが成長し、沢の底が見えないぐらいに緑に覆われています。

モミジの木も生えているらしく、紅葉も楽しめました。
ところで今日、この場所を訪ねたのは、ある植物を観察するためでした。
その植物とは…
これ。

枯れていますが「オトコエシ」です。
実は約2ヶ月前、この場所で、立派なオトコエシに出会いました。

沢沿いの開けた場所に、何本も生えていました。
大きな葉…

そしてビッシリ詰まった実。

女郎花(オミナエシ)よりも大きく立派なので、男郎花(オトコエシ)なのだそうです。
オトコエシは土砂崩れ前の林道で、小さな株を1つだけ見たことがあります。
でも場所は全く違うし、こんなに立派ではなかったような気がします。
それが、70~80cmぐらいはありそうな大きな株が4〜5本生えていたので驚きました。
ここだけではなく…
別の場所にも生えていました!

調べたところ「山野の日当たりのよいところに生育。造成地によく出現する」らしいので、土砂が沢を削ってできた空間に入ってきたのかもしれません。
神津島や八丈島の植物図鑑にも載っていて、神津島の図鑑には「本州のものと比べるとガッシリしており、つる枝も作らず1本立ちする、島嶼変異型としたいような個体」と書いてありました。
私は今まであまり目にする機会がなかったけれど、普通種なんですね。
今までどこで暮らしていたのかしら??
気づいたのが10月初旬だったため、花は見逃しましたが、実の変化は観察できました。
約2ヶ月前(10月7日)

約1ヶ月目(11月1日)

今日。

なかなかオシャレなデザインですね😀
土砂崩れという「破壊」は、こうやって新たな植物に「新天地で生きるチャンス」を与えるものでもあるのだなぁと、オトコエシを見ていて、改めて思いました。
来年は花の時期に、写真を撮りに行きたいと思います。
(かな)
元町林道は標高300mぐらいの山腹に伸びる道で、5年前の大雨による土砂崩れ後、修復工事でしばらく通れなかった道です。

入り口から少し歩くと、こんな看板が出てきます。

「この場所危険。通行注意」
ここは、5年前に大きくえぐれ、道が無くなった場所(沢)です。

(2013年11月29日撮影)
当時は植物はなぎ倒され、沢の底を作る硬い溶岩がむき出しになっていましたが…

(2013年11月28日撮影)
今ではラセイタアマアジサイやヤナギイチゴが成長し、沢の底が見えないぐらいに緑に覆われています。

モミジの木も生えているらしく、紅葉も楽しめました。
ところで今日、この場所を訪ねたのは、ある植物を観察するためでした。
その植物とは…
これ。

枯れていますが「オトコエシ」です。
実は約2ヶ月前、この場所で、立派なオトコエシに出会いました。

沢沿いの開けた場所に、何本も生えていました。
大きな葉…

そしてビッシリ詰まった実。

女郎花(オミナエシ)よりも大きく立派なので、男郎花(オトコエシ)なのだそうです。
オトコエシは土砂崩れ前の林道で、小さな株を1つだけ見たことがあります。
でも場所は全く違うし、こんなに立派ではなかったような気がします。
それが、70~80cmぐらいはありそうな大きな株が4〜5本生えていたので驚きました。
ここだけではなく…
別の場所にも生えていました!

調べたところ「山野の日当たりのよいところに生育。造成地によく出現する」らしいので、土砂が沢を削ってできた空間に入ってきたのかもしれません。
神津島や八丈島の植物図鑑にも載っていて、神津島の図鑑には「本州のものと比べるとガッシリしており、つる枝も作らず1本立ちする、島嶼変異型としたいような個体」と書いてありました。
私は今まであまり目にする機会がなかったけれど、普通種なんですね。
今までどこで暮らしていたのかしら??
気づいたのが10月初旬だったため、花は見逃しましたが、実の変化は観察できました。
約2ヶ月前(10月7日)

約1ヶ月目(11月1日)

今日。

なかなかオシャレなデザインですね😀
土砂崩れという「破壊」は、こうやって新たな植物に「新天地で生きるチャンス」を与えるものでもあるのだなぁと、オトコエシを見ていて、改めて思いました。
来年は花の時期に、写真を撮りに行きたいと思います。
(かな)