グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

椿を見るなら大島に来たれ

2017年03月17日 | 植物
タイトルは富士をもじったつもり。下の句は喧嘩になるので言いません。
元ネタ↓知ってる人は大島の中にもどれくらいいる??
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/c9600f1821ec49424619c44f23282d9b

椿咲くころまた来てね♪

で、椿まつり始まる一週間前に大島公園を紹介しましたが、
2か月という長い祭り期間もあっという間に来週末で終わり!!

ということで駆け込みで、今度は大島高校の椿を紹介させてください。


正門入ってすぐ左には椿園が広がっています。今年は工事の関係で、駐車場が少し奥になっていました。
けれどもそのおかげで、見過ごされがちな奥の椿に今年はよく案内することができました。

熊谷という太陽のような大きい椿の脇を抜けて、、、
(普通染色体が2倍のところ、3倍なので大きい。3倍体に珍しく繁殖できます)


イチオシはこちら。

花はヤブツバキのようですが、葉っぱに注目。

金魚葉椿と言います!泳いでいるように見えるかな?


大島で作られた品種コーナーもあるのですが、そこはもう花が終わっていました。
まさに龍のような枝ぶりの「三原雲龍」、名の通り紫がかったシックな色に甘い香りの「香紫」など、紹介したかったな


正面へ。
道を挟んで日本の品種と西洋品種に分かれています。
まず日本の品種のほうへ


まずは毎年楽しみにしている姫君たちにご挨拶。
春曙紅(しゅんしょっこう)

王昭君(おうしょうくん)



次に、この前のお客さんに大人気(?!)だった椿を紹介します。

紅唐子(べにからこ)
なんと「しゃぶしゃぶ肉?ってかモンスターみたい!キャー食べられちゃいそう!!」ですって
そうかな・・・た・・・確かにそう見えてきたかも・・・


しかし私が見てほしいのは、これ。

紅唐子の花の中で、ヤブツバキに先祖返りしかけているもの。
これを見ると、中の花びらが元はおしべだったことがよくわかります。
もちろん八重咲なども全部おしべが変化したものです。
これを知った時には、一つの変化のパターンを使ってこんなに多くのバリエーションの品種が生まれることに感動しました。
道挟んで向かいには西洋品種。

ここの私のイチオシ、ロゼ・フローラ。
ピンクの花が咲いてるみたい!
こんな風に小さく、花がきれいなまま落ちます。
終わりかけということで、きれいなのを集めて撮ったやらせ写真ですけど。


でも品種により咲く時期が違うので、長く楽しめるのも椿の魅力の一つです。


他にも


たくさんの品種が。もちろん写真はほんの一部分。


椿祭りは3月26日までですが、祭りが終わっても椿はまだまだ咲いてます。
ぜひ見にきてください。(あい)
コメント
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