元旦に友人と『赤ダレ』に行って来ました.
元旦らしい晴れやかな「真っ赤な渓谷」を見ることと同時に、3年前の1日雨量600mmと言われる大雨で大きく削られた所が、今はどうなっているか見るのが目的でした。
三原山の西側斜面の裾野あたり、2年半前にはまだ人の背丈の2倍以上深く削られた地面は…
(写真は2014年5月16日)

3分の1ぐらいが埋め立てられた感じでした。

写真を撮る位置が違っているので大きさが比べにくいですが、上の写真の左から4分の1ぐらいの場所に、黒い服を着た人が立っているので、深さを比べてみてください。
きっと雨が降っては新たな地面を削り、強風が火山灰を舞いあげて凹地を埋める…という作業を繰り返して、今の景色になっているはずです。
おや…

一番上の層が凹んでいるのは、新たな水の道ができたのでしょうか?
約3年前は、地表面は平らだったのに…(写真は2013年12月16日)

雨水は微妙な高低差を見つけて、新たな水の通り道を作るのですね。
岩でブロックされたちょっとしたくぼみをベースに、植物が密集して生えていました。

ススキ、カジイチゴ、サクユリ(ヤマユリかも)…
ユリは昨年花を咲かせたらしく、もうタネができていました。

昨年の夏には、ここで白いユリの花が凜として咲いていたのでしょう。
植物たちのたくましさに、毎度のことながらビックリ(°0°)です。
絡み合った植物の根が地面を固定し、土壌が流れにくくなることを実感できる風景です。

こりゃスゴイ(°0°)

凹地の一番奥には、腕が入るぐらいの大きさの穴が開いていました。

雨の日は、ここから水が流れ出ているのでしょう。
地下にはいったいどれぐらいの数の、こういう水の道があるのでしょうか?
そして穴の出口に、溶岩の粒を突き刺した細い根が、『すだれ』のように垂れ下がるのを見ると…

植物の根が溶岩を砕いて土を作っていることが、これまた実感できます。
さて、ゆっくり地面を観察した後はいつものように、丸い形がカワイイ火山弾や…

美しい真っ赤な渓谷や…

「プッ!」という感じのカワイイ雲や…

青空の下のゴリラや…

「何かに見えるよね」「うん、何かだよね」と話題になった『岩』との出会いや…

ポカポカ太陽の日差しを浴びてのティータイムを楽しみました。

このコースに来ると必ず立ち寄る、既に友達のような存在となっている『岩』にも会ってきました。
その『岩』は、約2年前(正確には2014年11月30日)はこんな姿でした。

約1年前(正確には2015年12月29日)はこの姿。

来る度に『次来るときは、グレーの石は転がり落ちているのではないか?」と思うのですが…
今年の元旦は、この状態でした。

風雨に耐えて、頑張っていてくれるのが嬉しかったです。
火山の噴火が広大な景色を作り、雨や風や植物が関わり合ってその景色を塗り替えていきます。

今年も広い景色を楽しみながら、その中に小さな物語を発見して、お客様と一緒に楽しみたいと思います。
伊豆大島万歳!(^▽^)
(カナ)
元旦らしい晴れやかな「真っ赤な渓谷」を見ることと同時に、3年前の1日雨量600mmと言われる大雨で大きく削られた所が、今はどうなっているか見るのが目的でした。
三原山の西側斜面の裾野あたり、2年半前にはまだ人の背丈の2倍以上深く削られた地面は…
(写真は2014年5月16日)

3分の1ぐらいが埋め立てられた感じでした。

写真を撮る位置が違っているので大きさが比べにくいですが、上の写真の左から4分の1ぐらいの場所に、黒い服を着た人が立っているので、深さを比べてみてください。
きっと雨が降っては新たな地面を削り、強風が火山灰を舞いあげて凹地を埋める…という作業を繰り返して、今の景色になっているはずです。
おや…

一番上の層が凹んでいるのは、新たな水の道ができたのでしょうか?
約3年前は、地表面は平らだったのに…(写真は2013年12月16日)

雨水は微妙な高低差を見つけて、新たな水の通り道を作るのですね。
岩でブロックされたちょっとしたくぼみをベースに、植物が密集して生えていました。

ススキ、カジイチゴ、サクユリ(ヤマユリかも)…
ユリは昨年花を咲かせたらしく、もうタネができていました。

昨年の夏には、ここで白いユリの花が凜として咲いていたのでしょう。
植物たちのたくましさに、毎度のことながらビックリ(°0°)です。
絡み合った植物の根が地面を固定し、土壌が流れにくくなることを実感できる風景です。

こりゃスゴイ(°0°)

凹地の一番奥には、腕が入るぐらいの大きさの穴が開いていました。

雨の日は、ここから水が流れ出ているのでしょう。
地下にはいったいどれぐらいの数の、こういう水の道があるのでしょうか?
そして穴の出口に、溶岩の粒を突き刺した細い根が、『すだれ』のように垂れ下がるのを見ると…

植物の根が溶岩を砕いて土を作っていることが、これまた実感できます。
さて、ゆっくり地面を観察した後はいつものように、丸い形がカワイイ火山弾や…

美しい真っ赤な渓谷や…

「プッ!」という感じのカワイイ雲や…

青空の下のゴリラや…

「何かに見えるよね」「うん、何かだよね」と話題になった『岩』との出会いや…

ポカポカ太陽の日差しを浴びてのティータイムを楽しみました。

このコースに来ると必ず立ち寄る、既に友達のような存在となっている『岩』にも会ってきました。
その『岩』は、約2年前(正確には2014年11月30日)はこんな姿でした。

約1年前(正確には2015年12月29日)はこの姿。

来る度に『次来るときは、グレーの石は転がり落ちているのではないか?」と思うのですが…
今年の元旦は、この状態でした。

風雨に耐えて、頑張っていてくれるのが嬉しかったです。
火山の噴火が広大な景色を作り、雨や風や植物が関わり合ってその景色を塗り替えていきます。

今年も広い景色を楽しみながら、その中に小さな物語を発見して、お客様と一緒に楽しみたいと思います。
伊豆大島万歳!(^▽^)
(カナ)