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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

千両研修

2016年11月28日 | 火山・ジオパーク
春に行われたジオガイド講習に大島の花卉農家の講師として参加していただいた中島さん今回ご厚意で現地見学が実現しました


中島さんと奥様 竹製の建物(ハウス?)屋根は遮光性を加味していますし通風そして千両の実を食べてしまう鳥の進入を防ぐ意味でも有ります。でももっと簡単な?遮光ネットで覆っては?そのハウスも有りましたが、竹の方が生育が良いそうです 


中島さんは只今『千両』農家。昔はブバルディアなども作っていたとか敷地には斑入りのハランも沢山ありましたが


小さめの千両 家庭用にはこのぐらいの大きさでOKです


昔のハウスの中に作ってもいます


ハウスはビニール貼では無く遮光ネットを張っています


ここの千両は少し大きい


根元には新しい芽が出ていて2年するとこれが育って今の千両になる


実と葉の姿のバランス 実の色の良さなどによって変わる価格


そんな良いものを作るには株間にチップや枯葉を敷いたり(あまり厚くても行けない)


新しい植え付け場所作りも人任せにせず自分たち作る


35年たった株もまだまだ元気なようで大切に手入れされたからなのでしょう


こんな黄色いのも有りました 赤ばかり見ていたのでちょっと良いかも


誘引用の紐にも技ありでした(みんなあ~ぁ!普通の物よりコスト高そう)


クリの木の落ち葉も使います


邪魔な木を切ってもチップにして使います(株間に敷きます)


千両出荷の為のプール(出荷前にここに切った枝を漬けて置きます)


きれいに選別されてこの箱に入れ出荷 年末に向けてこれから20日ぐらいが出荷のピーク 350ケースを出荷予定とのこと

中島農園は1本75円から500円まで階級によって価格が変わる。
千両の本場の茨木産・千葉産ではご祝儀相場の1500円は別として750円~800円の値がつくことが中島さんとしてはまだ伸びしろが有るので自分の考えだけではなく農業改良所等の情報も参考にし自分の思い込みを変えて広い視野に立つことでより良い商品を作りたいと思っている


そして今、離島農業振興助成金を活用して仲間と一緒に千両を大島の特産にしたいと考えています。

大島の千両沢山の人が飾ってくれて 沢山の人が知ってくれたら嬉しいですね。中島さんの千両への熱意と意気込みとても熱かったです(しま)
コメント
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