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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

日本ジオパーク再認定審査報告・その3

2016年11月13日 | 火山・ジオパーク
再認定審査最終日の11月11日。
この日のフィールドは大島の海水を使って塩作りを行う『海の精株式会社』

塩作りの工程の説明を聞いた後…


釜で煮詰めた塩ができあがる様子を見学。


できたての『塩』の試食付きでした(^_^)


工場は3年前の土砂災害の際、職員の自宅が流されるなど被害が出ましたが、自分たちで復旧し、出荷を止めることなく仕事を続けたそうです。

その時の様子を、模型と写真を使って教えてくれました。

山の斜面が見える、手作りの『台』も用意されていました!


そして昼食前後には意見交換会と講評。

傍聴席が作られ、ジオガイドの会やジオパーク研究会メンバーが参加しました。

審査員の皆さんからは…
「4つの部会(環境防災、観光ガイド、産業商工、教育文化課)の中に、若い係長クラスの職員が入っていて、町と民間が一緒になって進めていける効果的な見直しである」「地域の人が特に頑張っている。気象庁との連携、環境省との連携は他地域よりはるかに強い。このまま続けてほしい」「事務局の人数をもう少し増やせないか?」「看板解説版、案内板の見直しをしてほしい。来たお客様の立場を考えて、わかりやすい看板作りを」「基本計画策定は皆で相談して作っているので、この方向で良いと思う」というアドバイスがありました。

また、審査員から大島町役場の係長に「どんなことができるか(やりたいか)を聞きたい」という質問があり、3人の係長が次のように回答していました。
「イベントでジオに関したものを実施する予定。ジオが全てに関わってくるので、ポスターにも全部入れながら活動をしていきたい(観光産業課)」「ジオって全てにつながっているんだと強く感じた。四季折々の旬な食材、食べ方にジオを!(水産商工係長)」「教育課程へのジオパークの位置づけ来年の教育課程にはジオという項目入れて学んでもらいたいと思っている(教育文化課)」

伊豆大島ジオパーク推進委員会の事務局長(政策推進課長)からは…
「今までバラバラにやっていたものを、ジオパークという統一した理念でやっていこうと思っていて、教育も産業も全てひっくるめて行うものだと思っている。拠点については火山博物館の抜本的な見直しはかり、岡田港の船客待合所の活用を考える。」という発言がありました。
島内関係者の言葉が、とても頼もしかったです。

審査員の講評は、いずれ正式な発表があると思うので、今回は印象に残ったことだけを書き出してみます。
「進行管理に遅れがないのがスゴイ!」「ジオガイドの会とジオパーク研究会との関係の良さを継続してほしい」「看板は見る側の立場に立って見直しを」「今の新しい組織で発展させてほしい。うまく使えばジオパークは町を変える力がある。観光、産業、その他の人が得をしたなと思えるような活動を」「SNSで情報発信をして他のジオパークが参考にできるような情報発信をしてもらいたい」

面白かったのは、推進委員会委員からの「『ジオパークって何?』と聞かれたら、どう答えますか?」という審査員の皆さんへの質問でした。
回答は…
「人と地球とのつながりを感じる場所」 
「今までの観光に幅と深みを与えるもの」
「『?』を『!』に変える場所」
…どれも素敵な言葉でした(^▽^)

その他「火山博物館を住民に愛される博物館にするにはどうしたら良いか?」や「ゴジラ愛らんど構想」についても話題になりました。

審査の全行程が終了した後、みんなで港に見送りに行きました。


荒波を乗り越え、大きく上下しながら進んで行く船が…


小さくなるまで皆で見送りました。

遠いところを大島までお越しいただき、ありがとうございました!

(カナ)
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