昨季のセ・リーグ制覇から最下位ヤクルトと0.5差のブービー賞だった今季の中日。近藤中日は1年で余りにも激しい変化を経験し近藤監督はクビに。そんな激動の年に相応しい珍しい記録が続出したシーズンだった。
史上初の無捕殺試合…例えば三ゴロで打者走者を一塁でアウトにした場合は三塁手に捕殺、一塁手に刺殺がつく。つまり無捕殺とは1人の野手でアウトを取る事。5月25日の阪神戦に先発した高橋投手は血行障害の手術を乗り越え2年ぶりの登板を被安打3、与四死球2で27個のアウトのうち内野飛球11、外野飛球12、奪三振4と無捕殺のオマケ付きでプロ入り初の完封で勝利した。試合が終盤に差し掛かると記者席では過去の記録を調べてこれまでの最少捕殺が「1」と分かると両軍ベンチに伝えられた。球界史上初の珍記録誕生にノーヒット・ノーラン試合ばりに両軍選手はガチガチに。阪神最後の打者となった岡田選手は安打を狙わず何とかゴロを打とうと必死になるがあえなく右飛に倒れて記録達成。一方の飛球を捕った田尾選手は「足が震えた」とホッとした表情だった。ちなみに今季の高橋投手の勝ち星はこれだけだった。
本塁打王…1年を通じて不振だった打線の中で大島が本塁打王に輝いた。トップの山本浩選手を1本差で追う129試合目の阪神戦で36号本塁打を放ち並んだ。翌々日の広島市民球場での広島戦は中日、広島ともに今季最終戦で案の定「四球合戦」となり両者揃って本塁打王が確定した。試合後に2人は顔を合わせると「よう追いついたな。大したもんやわ(山本)」「コージさんは追いつけそうでなかなか追いつけなかった。流石です」と健闘を讃え合った。
隠し球恐怖症…ダメダメシーズンを象徴するかのように三度も隠し球の罠に嵌った。最初は5月の阪神戦で宇野選手が岡田選手の餌食に。次は8月の広島戦で谷沢選手がアイルランド選手に。そして最後も広島戦でまたもやアイルランド選手にカモにされた。流石に三度となると選手だけでなく一・三塁コーチも批判の対象となった。高木・黒江・井出の3コーチは「何の弁解もない。自分を恥じるだけです」と平身低頭。最初と最後は地元のナゴヤ球場だっただけに大勢のファンの前で赤っ恥をかかされた。
魔の仙台…仙台に同行した伊藤球団代表代理は冗談半分で「二度と仙台には来ません」と言ったが無理もない。5月22日の大洋戦の8回表終了時点のスコアは4対1で3点リードしていた。抑えの牛島投手投入で勝利は確実と思った矢先、高木豊選手に逆転満塁本塁打を浴び敗戦。中日にとって仙台は鬼門である。昨年も同じ大洋戦で長崎選手に鈴木孝投手が逆転満塁サヨナラ本塁打を喰らっている。また一昨年には藤沢投手がまたまた大洋戦で高木由選手に満塁本塁打を打たれた。ここまで続くと伊藤代表代理の気持ちも理解出来る?
中尾は●、金山は○…開幕から中尾選手がマスクを被ると勝てない試合が続いた。開幕2連敗を喫し2試合目の終盤に中尾が右手中指に打球を受けて途中退場して3試合目から金山が先発マスクを被った途端に3連勝。中尾の怪我が治りスタメンに復帰すると3連敗…単なる偶然か否か。中尾の打撃不振もあって金山が先発マスクを被るとまたも2連勝。こうなると近藤監督もゲンを担いて4月27日の巨人戦に金山を起用したがそうは問屋が卸さず初めて黒星がついた。ここでようやく中尾が専従する事に落ち着き巨人戦に勝利し開幕12試合目にしてようやく中尾に笑顔が戻る。「長かった…勝てなくてノイローゼになりました(中尾)」 一方の金山は晴れてプロ入り初の「月間シルバー賞」を受賞して終始ニコニコ顔。
前代未聞…衆人環視の下、監督と選手があわや掴み合いの大喧嘩?6月29日のヤクルト戦、立て続けにエラーをした宇野選手に対して近藤監督の堪忍袋の緒が切れた。マウンドで「お前、何やってんだ!」これに宇野が「好きでエラーしてる訳じゃない」と反抗的な態度をすると近藤監督の怒りが頂点に達して掴みかかろうとした。慌てた谷沢選手らが割って入り事なきを得た。こんなチーム過去にあった??
史上初の無捕殺試合…例えば三ゴロで打者走者を一塁でアウトにした場合は三塁手に捕殺、一塁手に刺殺がつく。つまり無捕殺とは1人の野手でアウトを取る事。5月25日の阪神戦に先発した高橋投手は血行障害の手術を乗り越え2年ぶりの登板を被安打3、与四死球2で27個のアウトのうち内野飛球11、外野飛球12、奪三振4と無捕殺のオマケ付きでプロ入り初の完封で勝利した。試合が終盤に差し掛かると記者席では過去の記録を調べてこれまでの最少捕殺が「1」と分かると両軍ベンチに伝えられた。球界史上初の珍記録誕生にノーヒット・ノーラン試合ばりに両軍選手はガチガチに。阪神最後の打者となった岡田選手は安打を狙わず何とかゴロを打とうと必死になるがあえなく右飛に倒れて記録達成。一方の飛球を捕った田尾選手は「足が震えた」とホッとした表情だった。ちなみに今季の高橋投手の勝ち星はこれだけだった。
本塁打王…1年を通じて不振だった打線の中で大島が本塁打王に輝いた。トップの山本浩選手を1本差で追う129試合目の阪神戦で36号本塁打を放ち並んだ。翌々日の広島市民球場での広島戦は中日、広島ともに今季最終戦で案の定「四球合戦」となり両者揃って本塁打王が確定した。試合後に2人は顔を合わせると「よう追いついたな。大したもんやわ(山本)」「コージさんは追いつけそうでなかなか追いつけなかった。流石です」と健闘を讃え合った。
隠し球恐怖症…ダメダメシーズンを象徴するかのように三度も隠し球の罠に嵌った。最初は5月の阪神戦で宇野選手が岡田選手の餌食に。次は8月の広島戦で谷沢選手がアイルランド選手に。そして最後も広島戦でまたもやアイルランド選手にカモにされた。流石に三度となると選手だけでなく一・三塁コーチも批判の対象となった。高木・黒江・井出の3コーチは「何の弁解もない。自分を恥じるだけです」と平身低頭。最初と最後は地元のナゴヤ球場だっただけに大勢のファンの前で赤っ恥をかかされた。
魔の仙台…仙台に同行した伊藤球団代表代理は冗談半分で「二度と仙台には来ません」と言ったが無理もない。5月22日の大洋戦の8回表終了時点のスコアは4対1で3点リードしていた。抑えの牛島投手投入で勝利は確実と思った矢先、高木豊選手に逆転満塁本塁打を浴び敗戦。中日にとって仙台は鬼門である。昨年も同じ大洋戦で長崎選手に鈴木孝投手が逆転満塁サヨナラ本塁打を喰らっている。また一昨年には藤沢投手がまたまた大洋戦で高木由選手に満塁本塁打を打たれた。ここまで続くと伊藤代表代理の気持ちも理解出来る?
中尾は●、金山は○…開幕から中尾選手がマスクを被ると勝てない試合が続いた。開幕2連敗を喫し2試合目の終盤に中尾が右手中指に打球を受けて途中退場して3試合目から金山が先発マスクを被った途端に3連勝。中尾の怪我が治りスタメンに復帰すると3連敗…単なる偶然か否か。中尾の打撃不振もあって金山が先発マスクを被るとまたも2連勝。こうなると近藤監督もゲンを担いて4月27日の巨人戦に金山を起用したがそうは問屋が卸さず初めて黒星がついた。ここでようやく中尾が専従する事に落ち着き巨人戦に勝利し開幕12試合目にしてようやく中尾に笑顔が戻る。「長かった…勝てなくてノイローゼになりました(中尾)」 一方の金山は晴れてプロ入り初の「月間シルバー賞」を受賞して終始ニコニコ顔。
前代未聞…衆人環視の下、監督と選手があわや掴み合いの大喧嘩?6月29日のヤクルト戦、立て続けにエラーをした宇野選手に対して近藤監督の堪忍袋の緒が切れた。マウンドで「お前、何やってんだ!」これに宇野が「好きでエラーしてる訳じゃない」と反抗的な態度をすると近藤監督の怒りが頂点に達して掴みかかろうとした。慌てた谷沢選手らが割って入り事なきを得た。こんなチーム過去にあった??
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