H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

奈良県西和医療センターに伺いました

2019-08-29 | 臨床研修

 「世界のキタカズ」こと北和也先生とのご縁で奈良西和医療センターに伺いました。主に初期研修医(+専攻医,スタッフおよび外部からの参加者)に対して,『輸液大盤解説』のお話をさせていただきました。研修医がメインターゲットのため,まず「輸液の基本」の話を少し長めにしました。その後,提示した症例を題材に,バイタルや検査所見をどう解釈して輸液を開始するか,変更してゆくかについて,皆さんに考えてもらいながら進めます。名付けて「輸液の臨床推論」です。途中に出てきた尿pHの変化の意味,FENaの考え方,低K血症の考え方など適宜ホワイトボードで説明を加えたため時間が大幅に延びてしまいました。3例準備してあったのですが,結局2例しかできませんでした。駆け足で何となく分からないで状態でモヤモヤして終わるよりはいいかと思いましたので,数をこなせなかったことはご容赦を!考え方を理解してもらえば十分です。

 

後半は別室で,「身体所見ネタ」を90分。先週の和歌山に続いてスライド130枚を駆け抜けました。もともと,一つ一つの所見を記憶してもらう気はさらさらなくて,何か一つでも記憶に残ってフィジカルは面白いな〜と感じてもらえれば大成功です。

 

西和医療センターにはこんなものがちゃんと設置されていました。SARSが問題になったときに設置されたそうです。幸い,今のところ使われたことはないとか。写真は帰りがけに「ピンポン・ダッシュ」(の真似)をする某先生。

 

 

終了後はお約束の懇親会です。北先生とは2012年に「尋常じゃないカンファレンス」で初めてお目にかかって以来,いろんなところでご一緒しましたが,久しぶりの再会で話が盛り上がりました。今では「やわらぎクリニック」の院長として地域医療で活躍されているだけでなく,ポリファーマシーに関する書籍などでご活躍なのは皆さんご存知の通りです。でも初めて会ったときのオモロイ兄ちゃん風の気さくな雰囲気は相変わらずです。 みんなで写真をとるとどっちが研修医か分かりません。北先生,西和医療センターの皆さんありがとうございました。

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