麗しの薔薇

詐欺みたいなツマラナイ話題のあとは綺麗な薔薇の写真でも載せたくなります（新装になった大船フラワーセンターにて）。
ちっちゃなセンサーだがQちゃんの写りは意外に侮れないのですよ。

PENTAX Q7 , 06 Telephoto Zoom 15-45mm F2.8 [ISO 100, 19.2 mm, F4, 1/800, 0.3 EV]

最近お気に入りのこのレンズは超コンパクトなのに35mm換算で69−207mmでF2.8通し。
いわゆる大三元レンズ相当なのに，諭吉さんお一人で買えちゃったりする超お得なレンズです。
もちろんフルサイズ一眼の大砲なんぞと比べるのは野暮というもの。使い方によってはホント楽しい！

FileMakerProの偽造詐欺

アマゾンで購入したアプリが，不正に複製されたライセンスだと判明して，返金手続きになりました。ネットを調べると以前にも同様の詐欺事件があったようなのでシェアしておきます。

発端は先月MacBookProを買い替えたときに，システムが High Sierraになったことで常用していたかなりのアプリをバージョンアップせざるを得なくなりました。その一つとしてFileMakerPro16をアマゾンから購入したのですが，これが偽造品だったわけです。

いつものようにアマゾンをチェックして，ちょっと急いでいたので何も考えずにワンクリックで購入手続き。ただしアマゾンそのものではなくマーケットプレイスの一社で購入（YAMAMOTO１１０という名称：そもそも個人名みたいなこの名前で怪しいと思うべきでした）。送られてきたのは，見た目ごく普通のパッケージ。指定されたURL（正規のFileMaker社のURL)からアプリをダウンロードして普通にインストールしてライセンスキーも入力，ユーザー登録も普通に完了できました。ところが，しばらくしてファイルメーカー社のライセンス担当という部署から以下のメールがきてびっくり。

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平素よりFileMaker製品をご利用頂きありがとうございます。

この度、須藤博様より下記の通りFileMaker製品のユーザ登録を申請頂きましたが、
登録情報に関する監査が実施された結果、非正規ライセンスを登録申請頂いた事が判明致しました。

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登録確認日：2018年04月22日
製品情報：FileMaker Pro 16
ライセンスキー：****-****-・・・・・・-****
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恐れ入りますが、上記は違法販売されているライセンスであることが確認されております。もし本ライセンスを当社認定販売店の正規ルートよりご購入の上、このメールを受信されている場合は、大変お手数ですが、下記窓口まで購入店舗名や注文控えをお知らせいただきますようお願い致します。

もしインターネット上で購入されたり、ネットオークションで購入されている場合は、事業者に対して、返品返金の依頼をしていただくか、最寄りの警察署に対して偽造品詐欺被害に遭われた旨を届け出て頂くことを推奨致します。

【お願い】
今後の被害拡大を食い止めるためにも当社としても販売者に対して厳正なる対応をさせて頂きたく、ご購入元が記載された購入明細書（住所・オークションID・連絡先が確認できるもの）のコピーを本メールに返信頂く形でご送付頂ければ幸いです。お手数をお掛けして申し訳ございませんが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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すぐにファイルメーカー社には，購入やりとりの控えを送信。アマゾンにも同様の内容を連絡して，実際のパッケージを着払いで返品しました。そしてクレジットカードに返金されたことを確認しました。調べてみると，不正ライセンスの販売は，FileMakerPro12とか14のバージョンで大掛かりな詐欺事件があったようです。今回はいくつかの業者で価格差がそれほどあった訳でなく，ただちょっと安かったので深く考えずに，その業者を選んだのが間違いでした。やっぱりアマゾンのパーケットプレイスには注意すべきでした。さすがにもう一度アマゾンから購入する気にはなれず，ヨドバシカメラから改めて購入して無事インストール，ユーザー登録も完了の連絡がきてやれやれでした。

返品する前にパッケージと登録カードの写真を撮っておいたので，正規品とニセモノを比べたのが上の写真です。（感心しちゃいけないけど）ホントよくできている。一番の違いはホログラムのシールが貼られていないことと，登録カードのロゴの大きさが微妙に違うくらい。でもこれ普通わからないでしょ。

さらに登録カードの印刷をよ〜く観察してみると，微妙な間違いがあります。これは分からんわな・・。

聖地巡礼！

たまたま大船ネタが続きますが，ご容赦を。何年か前に，この小説面白いよ，と教えてもらって読んだ『ビブリア古書堂の事件手帖』の中で，主人公の栞子さんという女性が入院した病院が「大船総合病院」でした。その描写を読んでいると「ん？・・これってウチじゃね？」とびっくりしたんですが，発売されたこの本に「聖地」の一つとして紹介されました！

結構大きく取り上げてもらって・・ありがとうございます。

それ以外にも大船の歴史や大船観音のことなどが詳しく書かれていて，ジモト関係者でもへ〜っと驚くことばかりです。あとは大船の飲食店がたくさん紹介されています。ここは知らなかったという店もいっぱいありました。逆に贔屓にしていてあんまり知られたくないな〜という良い店もがっつり紹介されています。嬉しいんけど，正直店が混みすぎて行きにくくなるのもやだな〜という複雑な気持ちです（そんなにしょっちゅう行くわけでもないのでエラソーなことは言えませんが）。この本は『ビブリア古書堂』とセットで病院の売店にも置いてもらおうかな。

大船まつり

大船に10年以上勤めてきましたが，初めて大船まつりに参加しました。駅から病院までの通りが歩行者天国になっていて沢山の露店が並び，こんなに盛大だとは知りませんでした。当院からは看護部長や師長さん達が，健康相談・血圧測定のブースを出していたので，ちょっとした差し入れを持って顔を出しにいったのでした。一日で170名以上の方がブースに立ち寄って下さいました。

途中で「ナンジャコリャ？」というものを見つけました。ヤバイ！点滴ジュース！？子供たちに大人気でした。

第41回大船GIM 無事終了！

今回も沢山の方々が参加してくれました。感謝です。

１例目は当院研修医の麻生満広先生が皮膚科の江藤先生と一緒に提示してくれました。若い女性の症状が最初は発熱・腹痛＋下肢の皮疹ときてHSPかと思いきや，詳細に患者さんから話を聞いてみると，key となる症状が判明して実はBehçet病という例でした。腹痛の意味をどう捉えるかということ，そして患者さんの言葉の意味するところを正確にとらえることが重要であることを改めて教えてくれる症例でした。

小ネタは私が「時事ネタ」である麻疹の話。このブログでも公開しましたが，もし目の前に麻疹疑いの患者さんが現れた時に役に立つようにと画像をとにかく沢山みていただきました。

２例目は何度も参加して頂いているのに，実は症例提示は何と初めてだったという松下達彦先生。非典型的なプレゼンの肺塞栓症で，いかに疾患を疑うかが重要であることを学びました。

今回も，フロアから積極的に意見が沢山出てきて本当に勉強になりました。恒例の懇親会にも２０名が参加してくださって楽しいひとときでした。

懇親会の終了後も例によって秘密の二次会。