去年につづいて温泉カンファレンスの恒例になった当院 I 先生の回文の一部を再びご披露。勝手にお名前を出した参加者の先生方,ご容赦のほどを!! もはやこれはマスターというよりレジェンドです。
ここで奇跡が起こりました。大船GIM常連の鈴木將玄先生の弟さんは鍼灸師で今回初参加でした。実は中医学の世界では「素問」というのは古典的名著の名前だそうです。そのことを全く知らないでI先生がこの回文を作ってこうなったのは,すごい偶然というか奇跡です。解説されて初めて知った一同,お〜っ!と大いに沸きました。
そしてカンファレンス終了後の片付けをしているときに,誰かがもってきたお土産にこれを見つけました。
最後もちゃんと回文になっていたという素晴らしいオチでした!
ついに念願の「箱根で」温泉カンファレンスを行うことができました。箱根湯本から駅伝で有名な「大平台のヘアピンカーブ」を登りきったところの大平台温泉,そこにあるこじんまりとした温泉旅館「玉の湯」が会場です。15名以上の参加者が確保できれば,何と貸し切りにできるということで,いつもよりも早めに募集をかけたところ,無事「最小催行人数」をクリアして開催にこぎつけました。
遠くは鹿児島,熊本,福岡からも参加いただきました。今回は祭日開催のため,早めに来られた方はチェックインして,まずゆっくり温泉を楽しむことができました。18時から舟盛りつきの豪華な夕食で旨い刺身などを楽しみ,しばらくしてお決まりの「村の青年団風」の自己紹介です。
旅館の大将は,以前小田原の魚市場でお仕事をされていたとのことで刺し身の旨さはさすがでした。
夕食のお皿の中に,なぜか謎のヤクルトが!?「食前酒」代わり??
食事の途中でもプレゼンができるようにスクリーンも準備しましたが,話が盛り上がりすぎて予定の宴会時間いっぱいになってしまいました。このためカンファレンスは大部屋に移動してからの開始に急遽変更。この辺りのゆる〜い運営が温泉カンファレンスの良いところです。
そして大部屋で「呑み・呑まれる」のを待っている皆さん持ち寄りのお酒達(・・の一部)
食後の短い温泉タイムを挟んで,いよいよカンファレンス開始です。順番はこれまたテキトーに各自とっておきのネタを披露です。
それにしても今回は,本当にバラエティに富んだ(振れ幅がメチャクチャ大きな)内容で,大いに盛り上がりました。初日は普通の症例提示がほとんどありませんでした。少し遅れて参加してくれた回文マスターことI先生の話も昨年に続いて面白かったです。結局,初日で10名以上こなせましたが,終了時は午前1時を過ぎていました。皆さんホントに元気で熱心です(何人かの先生は,旨い日本酒で途中撃沈でしたが・・後半復活!)。
二日目は,お約束の朝風呂を済ませて大広間で朝食。その後大将が入れてくれるコーヒーを蔵を改装したカフェでいただきました。
そして再び9時半から12時までびっしり残りの先生方のプレゼン。面白い症例ばかりでした。今回は,温泉旅館の貸し切りなどという贅沢な環境でうまい食事と温泉を楽しみ,しかも集まった先生方のプレゼンも素晴らしく非常に濃厚な二日間でした。これまで開催した温泉カンファレンスで,史上最高だと思いました。参加の皆さん,そして「玉の湯」さんありがとうございました。来年も11月の連休にここで開催しましょう!と宣言してしまいました。
高校の3年間通いなれた大阪城あたり。この近くに来るのはウン十年ぶり。そういえば,サッカー部だったので,あの天守閣を見ながらぐるっと外堀を一周よく走らされたなあ・・などとしばし感慨にふけりました。ずいぶんと綺麗に変わっていてびっくりです。
今井裕一先生にお招きいただき多治見市民病院での研修医セミナーに行ってきました。これは岐阜県医師育成・確保コンソーシアム事業の一環として行われたもので,今井先生と,小山雄太先生,そして私の三人でレクチャーおよび症例検討のセッションでした。
今井裕一先生は腎臓学会主催で10年以上続いている「臨床研修医のための腎臓セミナー」を創設された先生で,私も第1回からお手伝いしてきました。小山先生もずっと一緒にやってきた仲間なので,3時間のセッションはまるで「ミニ腎臓セミナー」のような雰囲気になりました。今井先生が,電解質・酸塩基の基本の導入レクチャーをされて,つづく小山先生のグループセッションで,電解質と酸塩基の2症例を1時間でやるという荒業でしたが,非常にコンパクトにわかりやすくまとめてられたのはさすがです。
私は最初のセッションで「Physical Diagnosis -どこを何のために診るのか考えよう-」と題して,写真・動画を使って60分,100枚超のスライドを一気にやりました。皆さんとても熱心に聞いて下さって反応は上々でした。
その後の懇親会でも元気な研修医達と話ができて楽しい一日になりました。