H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

春よ来い!

2013-02-26 | 写真


K-5, SMC Pentax-DA* 50-135mm F2.8 [ISO 100, F3.2 1/800, -0.3 EV]
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すさみ病院の取り組み

2013-02-24 | 日記

今回自分を呼んでくれた,高垣先生のすさみでの取り組みを紹介したい。

彼は世話になった同級生の一人で,国試前の勉強会ではいつも助けてもらった。何をしてもスマートにこなす彼には,久しぶりに会ってもやっぱり頭が上がらないなあと実感した。

 もとばりばりの心臓外科医だったが,彼曰く「心臓外科医は,年に患者を300人しか助けられないけど,地域医療で地域丸ごと診たらもっと多くの患者さんの役に立てると思った」とのことで,7年前に人口4800人,高齢化率40%の和歌山県すさみ町の病院に院長として赴任した。彼によれば,日本の70%はすさみのような地方の僻地であり,このような環境で限られた医療資源を活用できる体制を構築すれば,他のところでも応用ができると考えたという。その言葉どおりに,実にいろんな取り組みをされている。
 たとえば市販車を改造したドクターカー。経費をかけずに(一台あたり30万円程度)複数の車を地域で動かす体制にする。このために法的な特例を行政に対して交渉して認めてもらったという。また,国の支援を受けてすさみ町地域見守り支援システムというものを立ち上げてほぼ実用可能なところまで創り上げたそうである。これは一人暮らしの高齢者を室内にセンサーを設置して異常時には自動通報するシステムで,これと基礎となる医療情報や訪問スタッフによって直接えられた情報などをすべて統合して(最近iPadを活用するシステムも作ったとのこと),地域全体として高齢者を見守ってゆくためのシステムである。当初は10世帯から開始して,現在では90世帯に応用されているという。何よりもすごいのは,国からの補助でものすごいお金をかけたシステムになっている訳ではなく「ここでシステムさえ作ってしまえば他の地域で安く応用できる」と,実用化を最初から考えていることである。
「行政を巻き込んでコトをすすめると,本当にいろんなことができるぞ。。。すさみはそんなことをやるのには丁度いい規模」なのだそうである。

その独創的なアイデアとそれを実現するために新しいことにチャレンジする凄い行動力には,ただただ脱帽である。


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Fire-side Lecture in すさみ

2013-02-23 | 臨床研修


大学の同級生の高垣有作先生の招きで,和歌山のすさみ町で勉強会。Fire-side Lectureと称して宴会の状態でカンファレンスである。
第一部は,近くのホテルで「SpPinな所見初級編」。そして夕暮れの海を見ながら温泉につかり,その後会場を木立の中の宿に移して,食事をしながら第二部。

一通り腹ごなしをして,一杯入って気分がよくなったところで参加者の皆さんが自己紹介。そして第二部へ突入。



Clinical problem solving形式のケーススタディをやったあとは,完全にリクエスト講演の形にした。ワイン片手に,題目を皆さんに選んでいただきその場でレクチャー。途中からは,舞台に椅子を置いて何だかライブみたいな感じになった。後半は酔っぱらって言いたい放題だったかも。ちょっと反省。
結局終了は,午前3時だった・・・。(完全に福島のFACEの和歌山版ですね)

これぞ自分がやりたかった「元祖!温泉カンファレンス」 また次の企画も考える・・かもしれないとのことなので今後も応援します!


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関西救命救急輸液研究会

2013-02-22 | 臨床研修

関西の救命救急関連の先生方の集まりで,酸塩基平衡異常についてレクチャーをさせていただいた。救急のプロの前で,血ガスの話というのも「エエのんかな?」という感じだったのだが,まあ自分を変えることはできないのでいつも通り。

終了後に,今回およびいただいた奈良県立医大総合診療科の西尾健治先生やスタッフの先生方とお食事をしながら,色々とお話させていただいた。ちょうど総合診療科の立ち上げに苦労されているようで,自分が東海大学で総合内科を立ち上げる時に苦労したことと,同じようなことを経験されているようであった。

とても共感することが多く,また応援する気持ちになった。西尾先生,赤井先生お世話になりました。そして。。頑張って下さい。
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ついにサパイラ完成!!

2013-02-19 | 日記

足掛け3年にわたって格闘してきたサパイラが,ついに完成!!

医学書院編集のNさんが,直接持ってきて下さった。そして戦友とも言えるNさんと二人で祝杯を上げた。いやあ本当に嬉しい。ページをめくると,この部分はあの頃そうだった・・・などと,それぞれに思い入れがある。飲み屋で男二人が同じ本を開きながら熱く語っているのはちょっと変な図ではある。しかしまあ,それくらいのことは許してもらいたい。

ここに至るまでには,多くの方々の助けがなければたどりつけなかった。本当に,本当に感謝である。予定よりも大幅に遅れた律速段階は自分にあったことは否定できない。しかし早さと内容を天秤にかけてどちらを優先するかと言われれば,疑問の余地はない。そのぎりぎりのところででき上がったものである。元の出版社との契約があって,翻訳の出版の最終期限が実は今月末であったことを今日初めてNさんから聞かされた。いやあホント,ご迷惑をおかけしました。

今夜はなにはともあれ,素直に喜びたい。
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