H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

第29回臨床研修医のための腎臓セミナー

2019-08-10 | 臨床研修

 

今回の「臨床研修医のための腎臓セミナー」は札幌でした。

 この勉強会はすでに29回を重ねています。年2回ですから15年です。私は第1回からお手伝いしていますので最古参の一人になってしまいました。当時愛知医大の教授だった今井裕一先生(現多治見市民病院院長)の発案でゲリラ的に始まった勉強会でしたが,今では腎臓学会の中でも重要なイベントになっています。

今回も全国から熱心な研修医が120名ほど参加して,2日間にわたり腎臓内科の主なトピックについて,選りすぐりの講師の先生達が行う素晴らしい講義を受け,グループ・セッションを通して学びました。6名づつに分けられたグループのすべてにタスクフォースがついてくれて,討論のアシストしてくれる贅沢な構成です。このセミナーに参加してくれた研修医が,その後腎臓を専門に選んでくれて,数年後にタスクフォースとしてまた参加してくれるというパターンも最近はよくあります。このセミナーは日本で腎臓内科医を増やすことに大いに貢献しているとではないかと思います。個人的には今井裕一先生の大きな功績の一つだと思います。

 私はいつものように「ウォーミングアップ・レクチャー」として「目で見る腎臓病の症候」のお話をしました。残念ながら2日目は別の「現場」のため参加できませんでしたが,2日目には森のたっちゃん団長率いるWJSN劇団の腎不全治療に関する名物公演(もとい講演)もありました。腎臓内科の教授をはじめとするバリバリの指導医の熱演にはますます磨きがかかっているようです。

第30回のセミナーは2020年3月14-15日に大阪で行われる予定です。興味のある方は,日本腎臓学会のHPもチェックしておいてください。

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