H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

絶望は,おろか者の答え

2018-08-23 | 趣味趣味

かなり前になりますが・・たまたまBSでやっていたアニメ映画『ルドルフとイッパイアッテナ』が意外に面白くて最後まで見てしまいました。さらに原作本まで読みたくなって,結局シリーズ4冊を大人買い。

ある年代以降の人たちには有名な児童文学だそうで,知りませんでした。(実は児童文学とか少年詩とか,高校生の頃は好きだったのですよ。まどみちおさんとか東君平さんとか・・)このシリーズのイラストは,杉浦範茂さんという昔から好きなイラストレーターの一人だったので,文庫本ではなく迷わずオリジナルの挿絵があるハードカバー本をネットで探しました。便利な時代になったものです。古い本ですが,綺麗な古本が格安で手に入りました。一気に4冊読みましたが面白かったです。

間違ってトラックの荷台にのって岐阜から東京の街までやってきた迷い猫のルドルフが,親分肌の野良猫イッパイアッテナと過ごし,いろんなことを学んでいくという話。
はじめて二匹が出会ったときに,名前を聞かれて「俺の名前はいっぱいあってな・・」と答えたのを聞いたルドルフが,あるところではボス,あるところではステトラ,シマなどと呼ばれている野良猫をイッパイアッテナと呼ぶようになる。イッパイアッテナは,文字の読み書きができるキョウヨウのある猫で,ときどき含蓄のある名言を吐く。「絶望は,おろか者のこたえ」というのもそのひとつ。

原作本を全部読んでから,映画の内容を思い出すと1巻と2巻をあわせたストーリーはなかなか良くできていたと思いました。
でも,やっぱり本の方がいいかな。
コメント
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