ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2012年5月19日  尉ヶ峰(じょうがみね 静岡県浜松市三ヶ日町 433m)

2012年05月20日 | Weblog
会社仲間4人で浜名湖北の尉ヶ峰に登る。三ヶ日ミカンで有名な土地なので登山道にミカン畑が広がっており、この時期はミカンの白い花が咲いてて柑橘系の香が楽しめる。
JR新所原で天竜浜名湖鉄道に乗り換える。一両の電車は右に浜名湖を見ながらゆっくりと走る。10:10西気賀駅を出発。昭和13年に建てられた駅舎は県の重要文化財になっている。木製のベンチ、改札口が珍しい。踏切を渡ると徐々に登り道になる。姫街道を横切るといよいよミカン畑の中の道になる。風に運ばれる香が素晴らしい。亜熱帯樹木の茂った日陰道を登る。時々樹木の切れ間から浜名湖が見える。名前は解らないがきれいな鳥の鳴き声が続く。11:30獅子落としに着。見上げるとすごい岩道が待っている。見ただけで息が切れそうだ。案内板には「自信のない人は戻って巻道を登りなさい。」と書いてある。獅子落としの名前由来は、その昔気賀の領主が猟に来たとき驚いたイノシシがここで転げ落ちたとある。イノシシみたいに転げ落ちたくないので慎重に登る。11:45尉が峰山頂。太平洋と浜名湖の景色が素晴らしい。霞みが掛かっているのが少し残念だ。東屋の日陰で昼飯にする。ここまで誰にも会わなかったのに、山頂は遠足の子供達で賑わっている。12:15下山開始。獅子落としの下りは危険なので巻道を下る。来た道と違って三叉路から引佐(いなさ)峠を目指す。こちらの道は自然歩道として整備されているので歩きやすい。13:30引佐峠。ここを下ったらいきなり舗装道路に出て、車に注意して横切ったら石畳の姫街道に出た。13:50姫岩。六畳くらいの平たい大岩で休憩する。かって旅のお姫様がここで休憩されたそうだ。当時は見晴がよかったのであろう。14:10西気賀駅に到着。歩行時間は約3.5時間。歩行距離約8km。お疲れ様でした。