ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2007年11月23日 石津御岳山、多度山(三重愛知県境)

2007年11月24日 | Weblog
勤労感謝の日、会社の仲間を誘って山を歩く。8時に名古屋駅に集合し、近鉄で湯の山温泉までのキップを買い御在所岳に向かう。ところが桑名の手前、長良川鉄橋あたりで見る鈴鹿山脈は雪で真っ白。思いもしなかったが、昨日の低気圧で雪が降ったんだ。3人とも雪の装備はしてないので、急遽予定を石津御岳山、多度山縦走に変更する。こういう切り替えの早さがヨシ坊の取り得かな。君子(?)危うきに近寄らず。あわてて桑名で降りて養老線に乗り換える。不思議なもので予定していた湯の山温泉までと、これから行く石津までの運賃が同じ830円だった。石津は無人駅でキップを車掌さんに渡そうとしたが電車は行ってしまった。キップは記念にもらった。
 登山口へのゆるやかな登り、徐々に濃尾平野の視界が開ける。快晴で風は爽やかときて最高のハイキング日和である。道の両脇はミカンがたわわに実っている。すぐにも取ってくれと言わんばかりにこちらにおじぎしているが、そこはそれ良心というものがあって取ることはできない。登山口で一休みしていると車で通りかかったおばあちゃんが、「ここはうちの畑やから好きなだけ持ってっていいよ」とのこと。持ってきたミカンはあるし、もらっても重たくなるしせっかくだけど気持ちだけ有難くいただくことにした。
 石津御岳山は何回もジグザグの登り道で山頂に着いたときは息が切れた。ここまで来ればあとは尾根道なので楽々。しばらく歩きdocomoアンテナの日当りのいい場所で昼飯にする。今日はガスを持ってきたので湯を沸かし皆さんに暖かいスープを
飲んでもらう。食後はゆっくりするつもりが、急に日が翳り寒くなったので歩く。
この尾根道は多度山に向かって徐々に下っているので逆のコースはとりたくない。
紅葉の木漏れ日の中を気持ちよく歩く。道が所々イノシシに掘り返されている。
多度山上公園のベンチで大休止にする。また湯を沸かし栗入りぜんざい(インスタント)を食べる。体が暖まり気分的にゆったりして優雅な昼下がりといったところ。ここでのんびりと昼寝したいとこだが、多度大社へと山を下る。
 知らなかったが今日は多度大社の「流鏑馬祭り」で大いに賑わっていた。着いたときがタイミングよく流鏑馬を見ることができた。鎧直垂に立烏帽子姿の射手が疾走する馬上から的をねらい、弓矢が見事に的に当たると回りから大きな歓声と拍手が沸く。勇壮な祭りに出会えてよかった。想定してなかったことに出会うと何か今日一日得したような気になる。これも御在所岳に雪が振ったおかげ。また健康でこうやって元気に歩けるおかげ。何事にも感謝感謝である。