面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

安打記録

2010年10月03日 | 野球
阪神のマートン210安打、最多タイ=イチローに並ぶ―プロ野球(時事通信) - goo ニュース


イチローが210本の年間最多安打記録を樹立したとき、まだ130試合制だったことに改めて気づいた。
もう随分前の記録のような気もしてくる。

それにしても、交流戦が導入されて試合数が増えてもイチローの210安打という数字はこれまで抜かれるどころが追いつかれさえしなかったとは、これまた改めて記録の凄さを思い知らされた。
マートンの能力ならば、あと残り3試合で1安打以上は確実に期待できる。
余分なケガと、記録を達成されることを嫌がるピッチャーが四球を前提とする攻めさえしてこなければ、まず間違いなく日本記録は打ち立てられるだろう。

あと10本も積み上げてもらえれば、讀賣より上位に立てる確率もグッと上がるのだが。


上か下か。

2010年10月02日 | 野球
阪神のCS進出確定=プロ野球セ・リーグ(時事通信) - goo ニュース


前日のフヌケのような試合から一転、久しぶりにダイナマイト打線の再来と言われてもてはやされていた頃の試合で広島に圧勝し、イッキに4位以下の順位確定に貢献した。
(大した貢献ではないが)

クライマックス・シリーズによって消化試合が激減し、最後までシーズンが盛り上がるようになった!などという声があるが、長いシーズンを戦ってきた1位から3位のチームが、たった数試合戦うだけでその順位がひっくり返ってしまうような腐った制度は不要だ。
優勝できなかった時点でCSなんてどうでもいい。
長いシーズンを戦い、その結果を競うのがプロ野球の面白さであるのに、たかだか8試合の結果によって144試合を戦い抜いて勝ち取ったリーグ優勝を打ち消して、いったい何が面白いのか?
よしんばタイガースが勝ち上がって日本シリーズに出たとしても、嬉しくもなんともない。
リーグ優勝した2チームが戦ってこそ、プロ野球界の「日本一」を決められるというものだ。
短期決戦で日本一を決めるというなら、毎年12球団でトーナメントをすれば事足りるではないか。
無意味な盛り上がりに、クソほどの価値も面白みもない。

残りゲームにおける見所は、讀賣よりも上位に立てるかどうかである。
後塵を拝して3位で終わるのは腹が立つというその点にあるのだ。
だからそれなりに応援には力が入る。

残り数試合、讀賣の上に立つ!という意地を見せてくれるか否か。


今季終了。

2010年10月01日 | 野球
中日、4年ぶり優勝=巨人の4連覇阻む―プロ野球セ・リーグ(時事通信) - goo ニュース


マツダスタジアムでタイガースは完封負け。
ドラゴンズ4年ぶりの優勝が決まった。

前日の甲子園最終戦となるベイスターズを、藤川で逆転をくらって落とし、選手たちの気持ちの中で“糸”が切れたのではなかろうか。
この敗北は、藤川の不調によるものとみていたが、ハタと違うのではないかと気付いた。

2点差で登板した藤川は、いきなり連続四球でピンチを招いた。
テレビのニュースで見た表情はこわばっていた。
そりゃそうだろう。
いくら藤川でも、パニックに近い精神状態に陥っていたのではないだろうか。
ここで彼を落ち着かせるためにひと呼吸いれるべきなのは、素人目に見てもあきらかだが、その役割は鳥谷や城島で務まるものではない。
この絶体絶命のピンチで間をおき、再度しっかり気合いを入れ直させるのは、真弓監督の役目だ。
ところが、ことこの期に及んでも、一歩たりともマウンドへ行こうと踏み出すことはない。

讀賣の原しかり、優勝監督の落合しかり、ここぞの場面では自ら足を運んで叱咤する。
こんなことは言いたくはないが、現オリックス監督の岡田も、重要な試合の重要な場面では自らマウンドに行ってひと呼吸置き、仕切り直させていた。
監督がマウンドに行って声をかけるということは、「この試合は勝つぞ!」という自身の熱い思いを選手に伝える行為である。
あるいはまた、「ここで打たれても責任はオレにあるのだから思い切りいけ!」と、選手の気持ちを楽にさせてやる気遣いの表れである。
この「監督自らマウンドに行く」という行為は、チームを勝利へと導くうえで必要欠くべからざるものと考えるが、それは間違っているのだろうか?
ぜひとも真弓監督の考えを聞いてみたい。
なぜ今年、一度も自らマウンドに足を運ぶことがなかったのか?

何より、監督就任以来、真弓がマウンドに行くことがあっただろうか?
一度もそんな姿を見た記憶が無いのは、単に見逃しているだけか??

「全ては、選手の力を信じている結果であり、選手が結果を出せなかったときは起用した監督の責任であり、その責めを負って辞任する。」
そんな思考のもとに、一度もマウンドへ足を運ばなかったというのであれば、監督としての責務を放棄したとしかいえない。
「全て信じている」と言えば聞こえは良いが、何も手を打たないということの裏返しだ。
また「負ければ責任を取って辞任」すると言って試合に臨むのは、確かに潔い姿勢に見えるかもしれないが、「負けりゃ辞めたらエエねやろ」という開き直りでしかない。
どちらにしても、ただの無策でしかない。

ドラゴンズの7月からの追い上げと、9月の怒涛の快進撃は見事であった。
春季キャンプにおいて、他のどのチームにも負けない練習量をこなしたという自負と自信と、練習量によって身に付いた強靭な体力の賜物であるのは言うまでもない。
選手にシーズンを乗り切る自信を植えつけたうえで、メリハリの効いた采配と適切な“気合い入れ”によって、しっかりチームを牽引した落合監督の鮮やかな手腕がもたらしたものである。
テレビの“優勝特番”でのインタビューにおいて落合監督は、
「今年は運が良かった」
とのコメントを口にしていたが、「人事を尽くして天命を待」った結果だろう。
“運気”や“良い流れ”というものは、やるべきことをキチンとやったときに降臨するものだ。

今季、首を傾げざるをえない采配を何度も見せられ、熱い思いが伝わってこない淡々としたコメントを聞かせられ、そして「勝つ!」という強い意志を伝えようとしない姿勢に終始した真弓監督。
こう列挙してみると、優勝できるわけがないことを今さらながら痛感するが、来季も真弓は本当にこのままでいこうというのか…?
それはとりもなおさず、来季の優勝も諦めた…ということか??