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なんじゃそら!?②

2006年11月23日 | ニュースから
2メートルだけ沈む潜水艦が麻薬密輸、コスタリカ沖で拿捕(ロイター) - goo ニュース


アメリカの沿岸警備隊は、コカイン3.5トンを運んでいた“潜水艦”を、コスタリカ沖で拿捕し、乗っていたコロンビア人3人を逮捕したとの記事。

拿捕された潜水艦は、軍隊や海洋学などの研究で使われるようなものではなく、間に合わせの急造品とか。
コスタリカ当局は報道に対し、潜水深度はせいぜい2メートル程度だったのではないかと語っているとのこと。
全長14メートルのこの潜水艦、15日にコスタリカ沖のココ島近くで発見され、コロンビアから米国に向かって航海中だったという。

水深2メートルでも、海中に潜って航行してれば、れっきとした潜水艦か。
しかし海面から2メートルくらいの深さでは、丸見えであろう。
そんなもんがずーっと海中を進んでたら、誰が見たって怪しい。
そら捕まるっちゅうねん。

コカインを潜水艦で運ぼう!という発想自体は悪くない。
しかし、潜水艦なんておいそれとは売ってないし、買ったとしても人目をひきやすいので、こうなりゃ自力で作るか!となったところから、この麻薬密輸計画が妙な方向へ行ってないだろうか?
「麻薬を運ぶ」というそもそもの目的を達成するための手段としての潜水艦だったはずが、「麻薬を潜水艦で運ぶ」という目的にすり替わっている。

「ボス、潜水艦ができたッス!」
「おう、これでコカインを運べるな!…おい、これ以上潜れんのか?」
「ハイ!これ以上潜ると、水圧でボディがボコボコになってもちません。」
「アホか!海面から丸見えやんけ!どないすんねん、こんなもん!」
というような会話で、この計画は頓挫すると思うのだが、この会話における「…おい、これ以上潜れんのか?」以下が抜け落ちたのだろう。

つまり、潜水艦が完成した時点で「良し」となり、ロクに航行テストもされないまま…というか全く無いままに大海原へと乗り出していったものと思われる。

この組織、遅かれ早かれ、壊滅していたことだろう…


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