「時うどん」in落語Ｋタイム by紫亭京太郎

明日２月５日（月）２２時　（翌６日（火）１０時再放送）
インターネットテレビ net channel ＫＹＯ
「落語Ｋタイム」

先週、数年ぶりの「時うどん」にてお耳汚しなことでございましたが、今回も「時うどん」にて失礼をばいたします。
二週続けて同じ噺かよ！？と、さまぁ～ず三村風にツッコまれた諸兄にはご案じめされませぬよう。
今回ご披露申しあげまするは同じ「時うどん」でも、江戸型の演出にて御座候。

前回申しあげました「時うどん」は広く上方に伝わる型でございますが、今回の「時うどん」は上方から江戸へ移行された後、おそらくは薄めの演出を好む江戸っ子噺家によって加工され、現在に伝わる「時そば」の流れを汲むもの。
大阪では故・桂吉朝一門が演じている型でございます。

晩年、東京との交流が深かった吉朝師が、江戸の「時そば」を逆輸入したものとおぼしき本作。
前回との演出の違いをご覧いただき、落語の持つ一面を知っていただきますれば、これに勝る喜びはございません。

まずは一席、ごゆるりとお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申しあげまする。

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