面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

綾小路きみまろ

2009年08月15日 | よもやま
ひょんなことから、綾小路きみまろ司会の番組を見ることに。

今まで見たことのなかったNHKの番組であるが、構成は、綾小路きみまろのオープニング・トークに続いて、出演者全員による小芝居(綾小路きみまろは弁士として狂言回しに)、何故かさかなくんのご当地見聞録(日本各地で公開録画)、これまた何故か早乙女太一の舞い、観客が詠んだ俳句の中から三句選んで紹介するコーナーに、最後は出演者の歌手の歌(綾小路きみまろのMC付)と、中々てんこ盛りの1時間番組。
中でもオープニング・トークは、綾小路きみまろの真骨頂、というか彼のネタのコーナー。
いかにも、おばちゃんを中心とした年配層に受けそうな内容だ。

綾小路きみまろが、こんなレギュラー番組を、それもNHKで持っていたとは知らなかった。
テレビで彼が本業にいそしんでいる様子を久しぶりに見たが、それにしても表情が変わった。
売れはじめた頃、あの中高年いじりのネタでの彼の表情は、もっと戦闘態勢に入った顔をしていた。
それが今回見た番組では、実に穏やかな顔付きになっている。
それでいて、しゃべりのキレは変わらない。
いや、昔のような挑戦的で攻撃性を感じさせるトーンは薄れて(トーンダウンした、ということではなく)柔らかみが加わり、円熟味が出てきたというところか。

昔から、可もなく不可もない存在で特段気にしたこともなかったが、
「あ、頑張ってんねや」
と素直に応援した。

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