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住みなすものは 心なりけり

ネグレクト

2010年08月01日 | ニュースから
「育児放棄し殺してしまった」逮捕の母親 大阪2児変死(朝日新聞) - goo ニュース


こういう事件が起きるたびに、児童相談所と母親が責められるばかりだが、それだけの話ではない。
児童相談所はそもそも第三者機関として、“踏み込み”には限界があるというもの。
確かに対応が甘すぎるケースもよくあるが、しかしそもそもは身内の責任が一番重いのは間違いない。

そうなると母親が責められることになる。
育児放棄した母親が悪いのは間違いない。
子育てする気もないのにナゼ子供を産むのか?と指摘されても仕方ない。

しかし離婚した元旦那の側はどうだったのだろう。
元旦那やその親はどうだったのか?
引き取ろうという気は無かったのだろうか。

また、元旦那でなくても、この母親の親はどうだったのか?
孫を引き取る気はなかったのか?
もしかすると孫がいることを知らなかったかもしれない。
家出同然に暮らしていれば、親に知らせていなかった可能性もある。

などと、事件の背景となる生活環境に思いがいくのだが、なによりも亡くなった子供達のことを思うといたたまれないにも程がある。
部屋の真ん中で発見された死体は衣服を着ておらず、胃や腸の中には食べ物は何も入っていなかったという。
この真夏に締め切った部屋の中に放置され、食べ物も水も与えられない中、最初は泣き叫んでいただろうがその元気は無くなり、とりあえず暑さから逃れようと衣服は脱ぎ捨て、空腹からだんだんと体力が衰え、体から水分も失われていく。
意識を無くすまでの間の地獄は、想像するのも恐ろしい。

こんな亡くなり方をする子供というのは、一体何のためにこの世に生まれてきたのだろう…と考えるとまたいたたまれない…



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