面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ロゴマークの規定

2009年04月10日 | ニュースから
制服ワッペン2万枚作り直し、3400万どぶ…都下水道局(読売新聞) - goo ニュース


自分の勤務先でもロゴマークの規定があり、やみくもにコーポレート・マークを使用することに制限を加えている。
色合いや社名の自体はもちろん、社名とマークの位置関係やバランス、文字の太さのバランスなど、詳細に定められている。
これは、誤ったロゴマークの使用を防ぐとともに偽物と区別するためにも重要なもので、ロゴマークの制定と一体のものである。

従って、ロゴマークを使用する際には、事前に社内のしかるべき部署に審査をかけるのが当り前で、業務フローとして定着している。
今回の一件は、下水道局がロゴマーク使用に当たって遵守すべき手順を踏まなかったということだろうが、当事者達の認識不足が大きな原因だろう。
問題は、しかるべき手順を踏まなかったものの、例外規定を運用して対処すれば済むものを、何故か規定を杓子定規に当てはめて作り直すという愚に走ったことにある。
審査担当部署と調整を図って“落としどころ”を見出すのが、組織人としてとるべき道筋だと考えるが、それさえも放棄して追加発注してやり過ごし、税金を無駄遣いした怠慢は許されるべきではない。

それでも決裁に関与した部課長は訓告だかなんだか、ゆるい処分で済んでいる。
役人天国とはこのことか。