虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

国家犯罪

2019年05月28日 | Weblog

チャイナからの要請で現地調査を行った日本人がスパイ容疑で逮捕され、数年間、数十年間の判決を受けたという。

うろ覚えだが9人らしい。

麻薬所持だの、殺人だのではなく、「日本人スパイ」では考えにくい。

これって、日本政府は何も言わないのか、水面下でやっているのか知らないけれど、

これを無視して、チャイナと仲良くとか、首脳会談だとか、国賓で招待だとか、

普通の人には理解不能だろうから、純真無垢な日本人に分かるように、政府は説明してほしいと思う。

 

それにしても、テレビで、チャイナや、北朝鮮、韓国側に立ったコメントしている知識人や大学のエライ先生は、

あるいは、安倍政権の政策を批判しているテレビは、

こういったことに何もコメントしないのか、テレビ自体が取り上げないのか、なんか不思議な気がする。

 

ペルーは麻薬の産地で、コカインが有名だ。

そのためか、ペルーから出国するときは、他人からの荷物は絶対に預からなかった。

日本人が、麻薬所持で逮捕される事例がけっこうあった。

大使館の人が、監獄まで面会に行っていた。

気の毒な気がしたが、麻薬持ち出しなら、仕方ないだろう。

 

 

ペルーの首都、ホルヘチャベス国際空港は、しょっちゅう利用していた。

空港内を警察が歩いているが、出国手続きをすませた「治外法権」地域でもしっかり、旅行者をみている。

一度、長い海外生活で、幸い一度だけだったが、日本への一時帰国の際、

VARIG航空の待合室だったか、警察の尋問を受けた。

トイレの個室に入れという。

当時は、スペイン語は片言だったが、

「ここは治外法権だ。ペルーの警察権は及ばない」

と、抵抗したが。

「お前は、出国できない」

などと、脅してきた。

そこで、空港職員、空港会社の社員の立会いの下なら、協力しようと、返事すると、

警察はしぶしぶ応じて、形だけの身体検査を受けた。

これは、簡単に説明すると、

空港内で、警察とすれ違ったりするときに、「小袋」をポケットに忍ばせる。

あるいは、身体検査と称して、トイレなどの個室に入って調べる際、いかにも「小袋」が出てきたような証拠を示して、

金品をだまし取る警察犯罪が、当時は横行していた。

この話は、常々聞いていたので、空港では、一応の準備だけはしていたのが、よかった。

素直に応じていれば、間違いなく、金品を要求される。

 

外国では、とくに、途上国では、注意が必要で、セルフディフェンスに徹しなければならない。

一人の時は、恥も外聞も気にすることなく、だれか必ず第三者の証人を要求することが大事だと思う。

これは、国家犯罪だと言えないが、

この頃、いかにも、個人の犯罪だとか、司法の権限だとか言って、

国家犯罪を「いともかんたんに」してしまう国があることをしっかり認識しなければならないだろう。

 

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