虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

マヒ

2011年10月20日 | Weblog

矛盾がなければ世界は成立しない、と言った人がいたが、全くその通りだろう。

年金の受給年齢を引き上げることがニュースになって、街頭インタビューが報道された。

回答する人々は、落ち着いて、だれも「怒らない」。

もしかしたら、怒りをあらわにして回答した人もいたかもしれないが、そんなひとは流れず、

どこか遠い国の話のような感じで、当事者ではないような、そんな応じ方だった。

いいように「飼いならされたペット」のようだった。

一瞬悲しくなった。

 

中国の、見て見ぬふりの風潮が今朝報道された。

善意で助けると、助けてくれた人に責任を負わせ、あげくは慰謝料や損害まで要求するという。

こんな社会だから行き倒れでもだれも助けないらしい。

ペルーに赴任した当時の最初の忠告が同じだった。

倒れている人に遭遇しても絶対に助けてはいけない。理由は同じだったが、当時の僕にはまさかと、信じられなかったが、長く生活すると、なるほどと、身にしみてわかるようになる。

 

すきあらば、なんでも利用してお金をせしめようとする。それだけ厳しい社会環境が長く続いたのだろうと想像する。

マヒの感覚だろうか。

日本は、それを為政者が平気で行う。 

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コメント
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