虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

悲惨を笑う

2011年10月02日 | Weblog

自分の常識も、それほどあてになるものではないが、

テレビの報道を見ていると、知らなければならないことはチラッと流し、どうでもいいことはしつこく流す傾向にあることに気がつく。

感覚的にはメディアの恐ろしさは分かるが、実際これほどヒドイものだとは思わなかった。

メディアは想像以上のパワーを持っている。

 

国会中継は、時には見なければならないと感じた。

先だって、ある議員が地震被災者と原発被害者の実情を説明していたが、

現地の実情は想像以上に酷く愕然とする。

その悲惨さを聞いて、答える側は思わず笑ってしまったのだろう、注意を受けていた。

給食の牛乳を飲むなと親が注意し、のまない子どもに、教師はこの牛乳を飲まないのは福島県人ではないと注意というか、指導が行われている現状らしい。

これは笑いごとではなく、そうなってしまった原因は、答える側にあるのに、だ。

これが常識になっているのが今国を動かしている人々の感覚なのだろう、と思う。

それならば、今の政府には何を望んでも無理だろう。

 

放射線の汚染は、土地から海、食べものまでかなりの範囲だろう。

有り余るほどのお金があれば、とうの昔にどこかに引っ越しているが、実際の身は如何ともしがたく、現実を甘んじて受け入れるしかない。

栄枯盛衰というが、変化するのは何も目に見えるものばかりではなく、人の心も変わっていく。

良くも変われば、悪くも変化する。

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コメント
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