青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

追悼ジェリー・リー・ルイス。87才没。

2022-10-29 21:07:23 | アメリカン・ポップスearly60’s

追悼ジェリー・リー・ルイス。87才没。



むろん、エルヴィスと共にロックン・ロールの創始者のひとりではあるのですが、C&W界の重鎮でもあります。日本のメディアに訃報記事に、C&W関連の功績記述がほとんどないのは、ちょっと寂しいですね。



従弟のミッキー・ギレーが、今年5月に86才で亡くなっています。ジェリー・リー・ルイスは50年代後半~60年代前半にポップ(R&R)歌手、それ以降はカントリー歌手として活躍してきたのに対し、一つ年下のミッキーは70年代後半に入ってからのブレイクで、従兄弟でバトンタッチをした形です。カントリーの分野では、ミッキーのほうがジェリーを上回るほどの実績を残していてNo.1ヒットも多数あります(それらの曲が黒人歌手の大ヒット曲のカバーであるということも興味深いです)が、一般的な認知度では、「R&R創始者」としてのジェリーのほうが圧倒的に上でしょうね。面白いことに、ミッキーは ジェリーのスタイルを完璧に引き継いでいます。つい先日、ジェリー・リー・ルイス盤(1961年カントリー22位)と、ずっと後のミッキー・ギリー盤のハンク・ウイリアムス・ソング「コールド・コールド・ハート」を聴いたのだけれど、完璧にジェリー盤をコピーしています(一族のスタイルの伝統継承)。ミッキー・ギレーの訃報を載っけられなかったので、併せて追悼の意味を込めて、共演ユーチュブをアップしておきます。


https://youtu.be/APdAn1t8Rxo

https://youtu.be/2gKd78dhw8s


数年前に逝去した黒人の側のR&Rの創始者の一人であるチャック・ベリーも何度も刑務所に行き来していますが、ジェリー・ルー・ルイスの奇行?もいい勝負ですね。日本だと表舞台から抹殺されてしまうところでしょう、アメリカは懐が深いです。ちなみに、ルイスと同じロリコン繋がり?で、元ストーンズのビル・ワイマンは86才。



ロックの寵児は27才とかで若死にするというのが定説ではありますが、どっこい、みな結構長生きです。5年前に相次いで90歳で逝去したチャック・ベリーとファッツ・ドミノ、一昨年のリトル・リチャードと、カントリーのチャーリー・プライドが87才と86才、先日のロレッタ・リンは90才。



カントリー界の奇人で大スターのウイリー・ネルソンは89才で健在。ポップ界では、ボビー・ヴィントンが87才、ルイスやヴィントンと同じ歳のエルヴィスは、生きてれば年明けに88才です。



84才のジョニー・ティロットソンも、去年何故か新曲を次々と発表していて(録音時期は少し前かも知れない、今度何曲かブログで紹介予定)、カラ元気?をアピールしています。ブライアン・ハイランド(来週の誕生日でやっと79才、まだまだ若造です、笑)とバンコクでジョイント・コンサートを行ってから、もう5年が経つのですね。



日本のヤフコメは、老人ヘイトに明け暮れていますが、世界の趨勢は、そうではないみたいに思えてきます。



昨日は、ネットで、現在(2022年度)のビーチ・ボーイズをチェックしていました。今年6月のブライアン・ウイルソンと、9月のアル・ジャーデンの、それぞれ80歳誕生日のメッセージビデオ。楽しいです。

81歳になったマイク・ラブ共々、(“ギディアップギディアップ409”とか)いまだ「ビーチ・ボーイズ」(中国名“海兵少年隊”、ちなみにローリング・ストーンズは“転石五人組”)をやっています。



ブライアンは手押し車に寄りかかって登場し、見るからに辛そうによろよろとピアノの前までたどり着いて、声を振り絞って歌います。これを「悲惨」と目を背けるか、素直に「感動」するか、、、、いろいろなことを考えてしまいますが、僕としては、両方をトータルで受け入れたいです(年齢を思えば他人事ではないですし)。



そこへ行くと、前回紹介した、ワンダ・ジャクソンの昨秋84歳でのラスト収録、まだまだ現役感たっぷりで、その引き際は立派の一言。それも良し、これも良し、だと思います。










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