フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

すくっと立って風になびく姿が美しい シュウメイギク

2014-10-17 | アダージョの森

秋に明るい菊、とはなんともうまい命名だ。確かに、物寂しくなる秋に明るく咲く花だ。しかし、シュウメイギクはキクとつくものの菊とは全く関係がない、キンポウゲ科の花だ。森の中の日当たりのいいところに、シュウメイギクがスクッと立ち上がり、風に揺れている。ピンク色と白色だ。最近はドワーフ化して小さく育てるものも多い。

実に強い植物で、ほとんど植えっぱなしにしているが、毎年、根を伸ばして周辺に少しずつ増えている。
わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られ、別名貴船菊とも呼ばれている。

学名:Anemone hupehensis var. japonica

科名:キンポウゲ科 イチリンソウ属