功夫電影専科

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『少林寺英雄伝(少林英雄榜)』

2014-02-27 21:50:41 | ショウ・ブラザーズ
「少林寺英雄伝」
原題:少林英雄榜
英題:Abbot of Shaolin/A Slice of Death
製作:1979年

●時は清の時代。反清復明を掲げる少林寺は、抵抗活動に必要な武器の設計図を調達すべく、武當派の重鎮・楊志卿のもとへ姜大衛(デビッド・チャン)を派遣する。しかし楊志卿の弟弟子である羅烈(ローリェ)は、少林寺への協力に断固として反対した。
半年後、設計図の収集と鍛錬を終えた姜大衛は帰路に着くが、少林寺は先手を打った清朝の攻撃によって壊滅。ただ1人生き残った彼は、少林寺の再興と清朝打倒を目指して出奔する。
 やがて姜大衛の元には徐少強や呉杭生といった若者たちが集い、寺の再建も順調に進んでいく。だが一方で、密かに清朝と結託した羅烈は楊志卿を暗殺し、旅を続ける姜大衛に迫ろうとしていた。
楊志卿の弟子である李麗麗(リリー・リー)と合流した姜大衛たちは、熾烈な戦いの末に広州からの脱出を決意する。敵の包囲網をかわしながら進む一行だが、彼らの前に宿敵・羅烈が立ちはだかった!

 本作は非常にオーソドックスな少林寺映画で、洪家拳の源流を築いたとされる至善大師が主役となっています。他にも白眉道人を始め、洪熙官や五枚といった伝説上の人物が一堂に会している…のですが、作品としては驚くほど小ぢんまりとしていました(苦笑
製作したのが天下のショウ・ブラザースなので、セットやエキストラの規模は独立プロ作品の比ではありません。しかし、少林寺が焼き討ちされて少林英雄が集まり、白眉道人を倒すという大河ドラマをたったの79分(!)に収めているのです。
 尺が短いので当然ストーリーも駆け足気味。繰り広げられるドラマも必要最低限に絞られ、張徹(チャン・ツェ)や劉家良(リュー・チャーリャン)が手掛けた少林寺映画とは趣を異にしています。
では本作は面白くないのか?と思ってしまうところですが、監督を担当した何夢華(ホー・メンファー)の演出はテンポが良く、意外とそつなくまとまっていました。他作品を意識したキャスティングや、若き大師を爽やかに演じた姜大衛も印象的です。
 ただ、アクションもストーリーと同様に薄味で、やや決め手に欠けているように感じました。武術指導の祥は、『非情のハイキック ~黄正利の足技地獄~』 や『武状元』等で見事な立ち回りを構築しているのですが…。
あっさり風味の作品ではあるものの、少林寺の興亡や少林英雄たちを簡単に知ることができるので、本作は少林寺映画の入門編に適しているといえる…かもしれませんね(爆

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