『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 世界経済不況:サブプライムの真因は?・・・ 』

2009-02-05 20:27:39 | Weblog
             


偶には“ヘボ”談義から反れたカキコもいいのでは?
今回の世界的な不況はアッと言う間の出来事だった。 それだけ世界の動きは急回転していて、ドンブリは一つ、予想以上に世界は小振り化している事を意味しているのだろう?
世界の何処かで、大事件が起こると、数時間後、何らかの影響が出る世の中になった。   
サブプライム問題を耳にしたのは、確か?夏頃だった。 嫌な話が持ち上がったなあァ~と思ってはいたが、津波が押し寄せて来るまでに若干のタイムラグがあった。 そして、サブプライム問題は、自動車に飛び火した!!!
これからの動きは、電光石火の如く間髪勝負だった。

本論に入る前に、これ等の遠因になっているアメリカ人気質、アメリカ社会について、少々、述べて見たい。この構造が理解出来れば、今回の茶番劇は、一目瞭然、非常に理解し易い!!! 現金払いの日本の社会構造とは本質的に違うからだ!!!

  然らば、何故?
若かりし頃2年、熟年期になり3年余りアメリカに長期滞在(赴任)した事がある・・・ そこは、アメリカのピンとキリ、つまり奴田舎と大都会、それに程々の中都市だった。 即ち、カリブ海の絶海の孤島・Vigin Islands:St.Croix、世界の大都市:N.Y.city、それにOregon州:Potlandだった。
これ等の地で現地に溶け込もうと、多くのアメリカ人と付き合った。そして、そこで見たものは、彼等の生活振りだった。
この国は、何時の時代であっても自動車が無いと生活が困難だった! 日本のような公共鉄道、自動車網が発達していない。が、郊外に想像を絶するショッピング・モールが拡がっていて、此処では、想像を絶する購買活動がクレジット・カードや、チェックで処理されているのである。
此処での購買活動は、自分の所得能力ギリギリ?と、いうより、寧ろ?オーバー目の買い出しが行われているので、台所は火の車だ!
詰り、買い物は、ツケ!!!、支払いは、銀行カード。。。 キャッシュフローは、給料日と鍔迫り合いをしている・・・
これが、極、一般的な市民の生活振りである。 勿論、裕福な富裕族も沢山居るが、富裕族は、極、限られた一握りの人達である。詰り、ピン・キリが、多いのである。
大学等出て飛びぬけた人材は、アメリカン・ドリームに乗じ、この世を謳歌している。が、第三国人:ブラック、アジア人、メキシカン等中南米人は、この恩恵に肖れない? が、しかし、この国には、物が溢れている。 裕福な白人を横目で見ながら、涎を垂らさない訳がない!!!  物を買いたいのである。
yの同僚達は、何時も、給料日と預金残高を天秤に掛けていた・・・

こうなっている最たる原因は、収入  車のローン・家賃の重荷であろう?

何年も住む内に、第三国人と雖も、何某かの預金を持つようになったのだろう?
車もより高級車を買いたくなる。家も持ちたくなる。
アメリカ経済が、幾分、上向き出したクリントン政権時、ウォール街は、湧きに湧き、バブルの絶頂期に入る・・・ウォール街の超能力を持ったエコーノミスト達(経済工学者と言うらしい)は、此処に目を付け、支払い能力に欠ける人種を対象に、持ち家制度を導入した。と、言うより押し売りをした!!!
スタート時は、どうにか転がった。これには罠がある・・・
ローンの前提は、購入時ノー(No)返済、3~4年後から返済、高金利負担を負うと言う商品だったという・・・
年限が来た。   
元々、返済能力に掛ける低所得者層!!!、返せる訳がない!!!
取り立てに苦心したローン会社は、この負債債券に他の金融商品を絡ませ、訳の分らぬ金融商品に仕立て上げ、シティー・バンク、バンク・オブ・アメリカ等大銀行を介してアメリカ全土は元より、ヨーロッパ各国に売り捌き出した!!!  さぁ~、大変?

こんな商品、そう長続きする訳がない!!!
バブルが絶頂期を過ぎる頃、ガソリンの高騰等、経済バランスが崩れ出す・・・
高金利に困惑する低所得者層からの購入住宅没収が相次ぐようになる・・・住宅ローン会社の資金繰りもおかしくなる。。。
滔々、バブルが弾け出したのである。
当初、日本は、負債債券をそれ程多く持っていなかったので、タカを括っていたが、その規模るや、奴デカイ金融証券で、世界中で綻びが爆発する・・・
所謂、騒がれたサブプライム問題だった!!!

先にカキコした「砂上の楼閣:ドバイ!」もこの犠牲者だろう?惨憺たるものらしい?

そして、サブプライム問題は、自動車産業に飛び火する!!! マネーゲームの破綻である!!!    
この話は、明日にしよう・・・