『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 思い入れの“蟲の眼レンズ”・・・その3 』

2009-02-26 20:25:39 | Weblog
              


タラタラと一本調子で「蟲の眼レンズ」の事を書き出したが、考えてみると興味のない?薄い?方々には何の事か判らないだろう?
後先逆転だが、少々、解説を加えておいた方がいい気がする。
「昆虫」や「花」等小さい小動物や植物を撮影する場合、等倍レンズ:1:1のマクロレンズを使うのが一般的だ。 最近、マクロレンズも素晴らしい物が開発され、用途に応じ、焦点距離20,35,50,70,100,150,180mm等が流通している。
これ等は、対象物そのものを撮るにはいいが、this is 昆虫、花 .である。即ち、対象物しか写し込めない!!!
多くの昆虫写真家が言っているように、昆虫や野生の花等撮る場合、これ等の周辺環境をアピールしたい事が侭ある!!!
yは、昆虫や花等のマクロ画像そのものより周辺環境を重視したいので、マクロ画像では物足りない事が多い。
この欠点をカバーするのには、焦点深度の深い魚眼レンズが最適である。
但し、市販の魚眼レンズは、倍率が極めて低く、例えば、“ヘボ”ちゃん等撮ってもチョコンとゴミ位にしか映らない。
yが多用している「円周魚眼レンズ」だと、それこそ目っ糞程の大きさだ!!!
これでは見るに堪えない!!!
虎やライオン等の大きい動物を撮るにはいいかも知れないが、チョッと具合が悪い?   

此処に目を付けたのが、先に述べた昆虫写真家:栗林慧さんである。
栗林さんは、群を抜いたレンズ光学の大家!、自分で数々のレンズ群を製作出来る技を持ち合わせている。 普通のボンクラには到底真似出来ない力量である。
開発したレンズが、『クリビジョン』と称する「蟲の眼レンズ」だった。   
これで動画や静止画を撮っている。 先に述べた「草間の宇宙」は、クリビジョンで撮った昆虫の動画である!!!

さぁーいけない、多くの昆虫写真家はこれに刺激され、「蟲の眼レンズ」の開発に飛び付くものの、そう簡単に出来る代物でもない!!!
一頃、ネット上でも話題になり、「蟲の眼レンズ資材」を扱ったブログが出来た程だ! 今では、自然消滅してしまったのか? 開けど、見当たらない?

yも望外の願望が強かったので、関心を持っていたが、ボンクラ頭ではどうする事も出来なかった。
Ricoh の GX-8 に魚露目を付けシコシコ弄くり回していたが、思うような画像は得られなかった。そして、試行錯誤を繰り返すうちに、理由はよく判らないが、ある条件を満たすとソコソコの蟲の眼画像が撮れるようになった!!!
が、気に入らない?   画質が悪いのである。  
元々、魚眼レンズは暗いので、ソコソコの光量が要求される。まして、魚露目ともなると、口径1㎝にも満たない小型魚眼レンズ!、物凄く暗いレンズだ。
撮影時の明るさとストロボが必須だった。
今度はストロボのトライが始まる・・・ 見付け出したのが、ディスコンになってしまったが、Nikonの BS-20 や Hakuba、SunpakのPF20XD等である。
結局、文明の利器を借りても、GX-8では限界を感じた。画質!!!  到底人様に見せられる画質ではなかった!!!

GX-100が出るという噂が流れ、随分、待った。  半年は待ったであろうか?   
この間にCanonのG7も鹹かったが話にならなかった!!!

GX-100が出て、幾らか汚名挽回?
そこそこにはなったものの、まだまだ、画質が気に入らない!!!
今日は、これまでの技量で撮った「蟲の眼レンズ」の画像を載せておこう・・・
この画像と今日の解説で「蟲の眼」の「蟲の眼」たる由縁が判るだろうか? 交尾の“ヘボ”ちゃんも然る事ながら、何処で交尾しているか一目瞭然!!! 昆虫写真には、このような周辺環境が要求される場合が多い。
倍率を挙げてないのでケラレてはいるが・・・これは簡単にクリヤー出来る。  

幾多のカメラ、レンズ群、ストロボ群・・・、計り知れない投資をして来た。
夫々、肥しにはなっているものの、無駄な遊びをして来たものである・・・

反省しきり・・・