日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 「チベット交流会」主催のこじんまりとしたフリーチベットデモ(新宿)に参加してきました。

 http://www.tibet-koryu.net/
 http://www1.ttcn.ne.jp/~tamasan/weprotest.pdf

 さすがに、ちょっと疲れました。

「体調が良ければウォーキング(9km)をしても構わない」

 と医者どもに言われているのですが、今週は仕事の打ち合わせも含めて出歩き過ぎたようです。

 それでは、まずは写真から。

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集合場所である新宿の柏木公園。大して広くもないが人影はまばら。




出発用意。巨大旗スタンバイ。




いざ出陣。参加者は約70名。




デモ行進中。




デモ行進中。




デモ行進中。




デモ行進中。



解散式。皆さんお疲れ様でした。



解散式。皆さんお疲れ様でした。


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 少人数ながら元気もあり良くまとまったデモでした。

 ただデモ=示威行為である以上、繁華街である沿道にアピールするという意味では「人数が絶対」なのではないかと。

 主催者である「チベット交流会」から配られたチラシには、

「一般の方々から賛同の得られる内容とし、チベットのイメージを落とさないデモ行進を目指します」

 との一節がありました。

 ●一般の方々から賛同の得られる内容とする。
 ●チベットのイメージを落とさないデモ行進。

 という点に???であります。

 政治団体のような組織が参加することを避け、「純粋なフリチベデモ」にする、という意味でしょうか。事前に「2ちゃんねる」をはじめネット上でほとんど告知されなかったのもそのため?

 だとすれば、マスコミ各社に報じられた、あの「5.6代々木デモ」(参加者約4200名)は、今回の主催者にとっては「邪道」ということに?

 理解に苦しみます。

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 私の考えは、

「デモ=示威行為である以上、繁華街である沿道にアピールするという意味では『人数が絶対』なのではないかと」

 と上に書いた通りです。いくら新宿の中心部を練り歩いても、たかだか70名ほどのデモでは沿道の通行人に何のインパクトも与えられません。

 あるいは……というか、たぶん多くの人は間違いなく、

「変な人たち」
「何これ?」
「まだこんなこと、やってんの?」

 ……と思ったのでは?と愚考する次第。

 主催者にとっては何事かをアピールするための示威行為のつもりでも、外からみれば主催者の自慰行為に過ぎなかったのではないか、と。

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 こういうショボいデモを打ち続けるようでは、フリーチベット活動自体が泡沫化していきかねません。

 中国の弾圧に苦しむ少数民族たちを応援するという意味では、事実上中軸的存在のフリーチベット運動の衰退は、ある意味その勢いに乗っかってきた他民族の運動をもジリ貧に追い込むことになるのではないかと私は危惧します。

 チベットをめぐる日本の運動にセクト主義のようなものが出てきているのかどうかはわかりませんが、今後の運動展開に懸念を残すデモであったように感じられました。

 今回のデモのコールの中には、

「ロングリーブ→ダライ・ラマ!」(Long Live, Dalai Lama)

 というものがありましたけど、私の場合は「日本のためになる」という前提のもと、

「中共の嫌がることを真心を込めて念入りにやってあげる」

 というのが第一の参加動機であり、フリーチベットはその次です。その点で私は参加者としては乾いていた方だと思うのですが(あるいは夾雑物?)、「ロングリーブ→ダライ・ラマ!」にはどうしても声を合わせる気になりませんでした。それがチベット人たちの心からの気持ちなのかもしれませんけど、

 ●一般の方々から賛同の得られる内容とする。

 という点からいえば、カルトじみて見えても全く不思議ではありません。念を押すのも無粋なようですが、ここは日本ですから。

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おまけ(1)


 同日、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」の主催による「台湾正名・街頭署名活動」が新宿駅西口で展開されていました。

「法務省入国管理局は外国人登録において、在日台湾人の国籍を在日中国人と同様に『中国』としています。そこで『中国』を『台湾』に修正することを求めます」

 という趣旨のもので、当ブログと相互リンクしている「台湾は日本の生命線」の永山英樹さんをはじめ、皆さんが精力的に活動されていました。


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おまけ(2)


 帰りにはやっぱり靖国神社・遊就館の喫茶室で海軍コーヒーです。一年のうちこの時期のこの時間帯だけ、という角度で西日が射し込んで展示されている零戦を染め上げるという、私にとっては至高のシーンを目にする僥倖を得ました。大満足。





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