日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





「中の人」様


 前略 先日は大変ご馳走になり誠にありがとうございました。その席上にて話題にのぼりました品々を、御所望の通りお譲り致します。

 御指摘の通りです。考えてみれば、中国共産党の走狗に徹した故・××氏をはじめ、日中友好協会及び日本の媚中派政治家たちが推進してきた所謂「日中友好」路線を日頃から指弾し断罪している私が、失念していたとはいえ同氏にまつわる記念品を所蔵していること自体が皮肉であり、また滑稽でもありました。

 中共政権が日中友好を語るとき「世世代代」という言葉がよく引き合いに出されますが、「中共語」における「友好」とは「中国への従属」という意味に翻訳すべきものであります。

 日本人にとって、中共政権との「世世代代の友好」ほど不幸でおぞましいものはありません。日本側でそれを推進する者は、中国語でいえば「千古罪人」です。後世の日本人から唾棄される存在になることでしょう。

 「日本をあるべき形に整えて,次世代にバトンを渡す」というのが私の素志であります。中国に対しては「上下関係のない対等な二国間関係」、すなわち真の日中友好を実現するため、まずこれまでの日本の対中外交路線に構造改革を断行することが必要かと考えます。そのための世論形成に微力ながらも尽くしていく所存です。

 その一方で、「一党独裁」「反日教育」「有毒食品」「犯罪輸出大国」などのキーワードで象徴される中共政権と、その統治下で不幸にも愚民教育を受けて育った中国人に対する日本人の認識をより正確なものにすべく、私は従前通りブログやデモ、集会などを通じて活動していくつもりです。

 報道によりますと、内閣府の最新調査において「中国に親しみを感じない」と回答した日本人の割合が過去最高(66.6%)に達したとか。中共政権とその統治下(中国本土)で育った中国人に対し、日本人が正しい認識を有しつつあることを非常に慶ばしく思います。

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 上で「不幸にも」という言葉を使いましたが、中共政権の愚民教育を受けて成人した中国人は確かに不幸ではあるものの、国家によって中共史観及び反日意識という硬直した価値観を刷り込まれている以上、日本人からみて同情の余地はありません。

 日本の『警察白書』をお調べになればわかるかと思いますが、少なくとも1989年から2007年まで、在日外国人の国籍別犯罪件数というランキングにおいて、中国(本土)は19年連続でナンバーワン(ワースト)です。19連覇!これは尋常では達成し得ない「偉業」とでも表現すべきでしょうか。正に民度の低さが為せる業、としかいいようがありません。

 日本人は、生活レベルにおいて中国人との接触を余儀なくされるようになって中国と中国人への反感・警戒感が高くなりました。前述した内閣府の世論調査結果は、それを如実に示しているものに他なりません。

 私が学生のころ、中国語弁論大会という無聊きわまりない愚劣なイベントがしばしば開催されていました。この種の競技会において、出場者が多用しその必要性を強調していた言葉のひとつに「草の根交流」があります。ところが実際にそれが浸透してみたら「19連覇」です。痛快なほどの皮肉な結果といえるでしょう。

 ただ、恐らく中国人犯罪者の中には、最初は真面目に日本で勉強するつもりで来日したものの、日本社会に適応できず、犯罪の道に走ってしまった者も少なくないかと思います。悲劇といっていいかと思いますが、これもまた観じ切ってしまえば、民度の低い中国社会で成人したが故に、相対的に民度の高い日本社会について行くことができず落伍したケースではないかと愚考する次第です。

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 中国人は、日本人が高速道路を建設したり新幹線を実用化すべく努力したりしている時期に、紅色の手帳を振りかざして「毛沢東万歳」を唱えていた民族です。このことを忘れるべきではないと思います。

 この30年間、改革・開放政策で無数の外資企業が進出して、中国は「世界の工場」と呼ばれるようにまでなりましたが、実態は海外から資金・技術・工作機械・重要部品を輸入して、それを中国で組み立てるだけであり、海外の技術を十分に吸収することもできないまま現在に至っています。

 組み立てた製品もその多くは輸出され、海外市場に供給されます。こういう対外依存度が非常に高い経済構造のため、いま主要先進国が景気後退局面に入ったことで、また中国自身の歪んだ経済発展モデルの行き詰まりもあって、胡錦涛政権は発足以来の危機に瀕しています。これは、胡錦涛の重要講話などから確認できることです。

 なぜ先進技術を十分に吸収することができないのか?という問題の答は、愚民教育によって低いレベルに留められている民度と、それを強制する一党独裁という政治体制にあるかと思います。これは結局のところ、明治維新を成立させた日本と、それが遂にできなかった清王朝以来の、変わることのない構図です。

 歴史上、日本が様々な面において中国から大きな影響を受けているのは事実です。しかし日本の場合は、朝鮮とは対照的に「丸写し」にはしませんでした。取捨選択して日本に適しないものは吸収しなかったり、あるいは単に吸収できなかった、という重要な一面は見逃すことが出来ません。

 その最たるものが政治制度であり、日本は中国の制度を真似しようとして失敗を重ねているうちに、800年前から中国とは全く異なる武士政権へと移行し(鎌倉幕府の成立)、明治維新に至ります。一党独裁体制ではなく、外部環境の変化に適応しやすい、また士農工商の全般において教育を比較的重視したこの政治体制が基盤となり、近代化を実現するのです。

 国民の教育・道徳水準の平均値である民度において、中国は遅くとも数百年前から日本に大きく後れをとっていたことを指摘しておきます。

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 以上、勝手に無聊な長文を書き並べてしまい誠に申し訳ありませんでした。「中の人」様が「民度」という言葉に引っかかっていらっしゃるようでしたので、つい言葉数を費やした次第。諒として頂ければ幸いです。

 民度とは主要先進国の価値観を基準とするテストの点数のようなもので、成績が悪いからといって軽蔑する必要はありません。ただし実際問題として、日本と中国のように、民度の異なる国家間の交流はなかなか簡単にはいかない、ということはいえるでしょう。

 むろん私が「中国の民度は低い」と口にするときも、そこに軽蔑の念はありません。点数が低ければ,努力して勉強すればいいだけです。政治体制がそれを許さないのであれば、大胆な改革を行うしかないでしょう。

 それから、自国の民度と国力を過信して増長した国家は、周辺国に厄災をもたらし、自らをも滅ぼします。中共政権がいま正にその道を歩もうとしていることを私は危惧します。 60年以上も昔にその過ちを犯した日本という前例があります。 同じ轍を踏んではならないでしょう。

 とはいえ、人の心の働きというものは不可思議ものです。矛盾していると思われるかも知れませんが、そういう中国(中共政権ではありません)であっても、私はやはり嫌悪に徹し切ることはできません。そして、中国語が大好きなのです。中国語の文章を書いたり、中国語で会話をしたりすると気分が良くなります。香港人の仕事仲間は、「それは『愛之深,責之切』だろう」と私をいつも、からかいます。そうなのかも知れないと、私も思います。

 敬具


 御家人





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