「難聴」という言葉。みなさん、どんなイメージを持たれますか?
おそらく、まずイメージするのはおじいちゃん、おばあちゃんの難聴だと思います。最近、耳が遠くてのぅ…と。
が、実は、「難聴」は若い人たちの間でも増えています。特にストレスを要因とした難聴が増えており、もしかしたら、これをお読みのみなさまも難聴を抱えているかもしれません。(参考:ストレスが原因か 20~30代女性に増える低音難聴)。
今月末、ユニバーサル・サウンド・デザイン社が、そんな難聴者の「聞こえ方」を改善する画期的なスピーカー「COMUOON(コミューン)」を発表しました。代表の中石真一路さんのお話を伺うことができたので、ご紹介させていただきます。
研究開発中に、たまたま生まれたスピーカー

「難聴」という言葉。みなさん、どんなイメージを持たれますか?
おそらく、まずイメージするのはおじいちゃん、おばあちゃんの難聴だと思います。最近、耳が遠くてのぅ…と。
が、実は、「難聴」は若い人たちの間でも増えています。特にストレスを要因とした難聴が増えており、もしかしたら、これをお読みのみなさまも難聴を抱えているかもしれません。(参考:ストレスが原因か 20~30代女性に増える低音難聴)。
今月末、ユニバーサル・サウンド・デザイン社が、そんな難聴者の「聞こえ方」を改善する画期的なスピーカー「COMUOON(コミューン)」を発表しました。代表の中石真一路さんのお話を伺うことができたので、ご紹介させていただきます。
研究開発中に、たまたま生まれたスピーカー
画像
中石さんはもともと音響機器の研究・開発の専門家。会社で「遠くまで音が届くスピーカー」の研究をしていたところ、たまたま「難聴の方でも人間の声が聞き取りやすいスピーカー」が生まれたそうです。
最初は聴こえが悪い人にスピーカーで聴こえるようになるわけはないだろう、と思いました。しかし、たまたま私の父が難聴だったので、まず父で試してみようと思い、試作品をつくってみたんです。実家の熊本に帰ると、いつもテレビの音量が大きく、爆音でした。そこで、試作品のスピーカーを使ってみると、テレビの音が半分くらいになったんですよね。
信じられなかったので、父に聞こえているのか何度も確認したんですが、本当に聴こえているとのことでした。これは何かあるぞと思って、会社の方でも軽度と中度の難聴の方に7名ほど集まっていただいて検証した結果、やっぱり聴こえていたんです。
中石さんは仲間たちと「NPO法人 ユニバーサル・サウンドデザイン」を立ち上げ、病院や聾学校、区役所など、全国の100拠点にスピーカーを貸し出す活動を始めます。
貸し出しは大好評。病院の患者呼び出し、区役所の窓口、英語学習の現場などで歓迎されたそうです。
台東区の区立柏葉中学校では、英語の授業で活用しています。軽度や中度の難聴者の生徒にとっては、子音が聞き取りづらいので、スピーカーを使っています。まだ貸している状態ですが、非常に好評です。
たいへん興味深いのは、このスピーカー、「なぜ、人の声がよく聞こえるようになるのか」のメカニズムが完全に解明されていないそうなのです。仕組みがわからないけれど、効果は間違いなく出ている。だったらそれでいいじゃないか、よし製品化だ!というなんともイノベーティブな態度に感動します。メカニズムや指標についても、現在専門家と恊働で研究を進めているそうです。
効果が先に出てしまったので、現在そのメカニズムを解明しようとしているます。東京都立(取材・編集協力:現代ビジネス編集部)
産業技術研究センターの博士の方が協力してくれることになったので、一緒に考えていこうというところです。

2013年11月27日 10時14分 イケダハヤト | ブロガー/ihayato.news 編集長(取材・編集協力:現代ビジネス編集部)
おそらく、まずイメージするのはおじいちゃん、おばあちゃんの難聴だと思います。最近、耳が遠くてのぅ…と。
が、実は、「難聴」は若い人たちの間でも増えています。特にストレスを要因とした難聴が増えており、もしかしたら、これをお読みのみなさまも難聴を抱えているかもしれません。(参考:ストレスが原因か 20~30代女性に増える低音難聴)。
今月末、ユニバーサル・サウンド・デザイン社が、そんな難聴者の「聞こえ方」を改善する画期的なスピーカー「COMUOON(コミューン)」を発表しました。代表の中石真一路さんのお話を伺うことができたので、ご紹介させていただきます。
研究開発中に、たまたま生まれたスピーカー

「難聴」という言葉。みなさん、どんなイメージを持たれますか?
おそらく、まずイメージするのはおじいちゃん、おばあちゃんの難聴だと思います。最近、耳が遠くてのぅ…と。
が、実は、「難聴」は若い人たちの間でも増えています。特にストレスを要因とした難聴が増えており、もしかしたら、これをお読みのみなさまも難聴を抱えているかもしれません。(参考:ストレスが原因か 20~30代女性に増える低音難聴)。
今月末、ユニバーサル・サウンド・デザイン社が、そんな難聴者の「聞こえ方」を改善する画期的なスピーカー「COMUOON(コミューン)」を発表しました。代表の中石真一路さんのお話を伺うことができたので、ご紹介させていただきます。
研究開発中に、たまたま生まれたスピーカー
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中石さんはもともと音響機器の研究・開発の専門家。会社で「遠くまで音が届くスピーカー」の研究をしていたところ、たまたま「難聴の方でも人間の声が聞き取りやすいスピーカー」が生まれたそうです。
最初は聴こえが悪い人にスピーカーで聴こえるようになるわけはないだろう、と思いました。しかし、たまたま私の父が難聴だったので、まず父で試してみようと思い、試作品をつくってみたんです。実家の熊本に帰ると、いつもテレビの音量が大きく、爆音でした。そこで、試作品のスピーカーを使ってみると、テレビの音が半分くらいになったんですよね。
信じられなかったので、父に聞こえているのか何度も確認したんですが、本当に聴こえているとのことでした。これは何かあるぞと思って、会社の方でも軽度と中度の難聴の方に7名ほど集まっていただいて検証した結果、やっぱり聴こえていたんです。
中石さんは仲間たちと「NPO法人 ユニバーサル・サウンドデザイン」を立ち上げ、病院や聾学校、区役所など、全国の100拠点にスピーカーを貸し出す活動を始めます。
貸し出しは大好評。病院の患者呼び出し、区役所の窓口、英語学習の現場などで歓迎されたそうです。
台東区の区立柏葉中学校では、英語の授業で活用しています。軽度や中度の難聴者の生徒にとっては、子音が聞き取りづらいので、スピーカーを使っています。まだ貸している状態ですが、非常に好評です。
たいへん興味深いのは、このスピーカー、「なぜ、人の声がよく聞こえるようになるのか」のメカニズムが完全に解明されていないそうなのです。仕組みがわからないけれど、効果は間違いなく出ている。だったらそれでいいじゃないか、よし製品化だ!というなんともイノベーティブな態度に感動します。メカニズムや指標についても、現在専門家と恊働で研究を進めているそうです。
効果が先に出てしまったので、現在そのメカニズムを解明しようとしているます。東京都立(取材・編集協力:現代ビジネス編集部)
産業技術研究センターの博士の方が協力してくれることになったので、一緒に考えていこうというところです。

2013年11月27日 10時14分 イケダハヤト | ブロガー/ihayato.news 編集長(取材・編集協力:現代ビジネス編集部)