古代日本史への情熱

記・紀・源氏は魏志倭人伝の奇跡的で運命的な間違い方(逆)の構造どおりに記述されている。倭人伝にあるのは現代史と未来史

(思いつき)用明天皇・池辺宮の位置

2009年01月04日 23時21分07秒 | Weblog
 一般的な発想とは思えませんので、眉唾でお読みください。

 用明天皇の磐余池辺宮の「池」に引っかかってしまいました。
 そこで、海龍王寺(元・不比等邸)と水上池の位置関係を見て、用明天皇の磐余池辺宮は、不比等邸のことを指しているのではないか、と思いつきました。
 ちょっと離れているようですし、用明天皇に不比等が投影されているかどうかも問題です。
 ましてや、ここは磐余(いわれ)の地でもありません。

 まず、距離からいうと、現在の水上池、ウワナベ池、コナベ池から、不比等邸を「池辺宮」にするには、離れすぎているとも思えます。
 初めは、それでも「池辺宮」にしたのではないかと考えました。
 ところが、前回見たように、現在の円墳の平城天皇陵とされている陵は、もとは前方後円墳で『元々は、全長250メートル、後円部径150メートル、前方部幅160メートル 周囲に約40メートル程度の周濠があった模様です。』(前回引用部分)

 そこで、グーグルアースで、平城宮の北側の道路から平城天皇陵の南までを計ると167mとでます。
 正確にはわかりませんが、もし、この前方後円墳が、ウワナベ古墳やコナベ古墳のように南北に位置していたとすると、最低でも、
(全長)250-(後円部)150=100m分は平城宮に近づきます。
 さらに、40mの堀があります。
 167-(100+40)=27
 すると、道路の27m北部分まで池が迫っています。
 円墳部の削り方次第では、道路を越えて、平城宮部分まで侵入していたことも考えられます。
 
 なにを言いたいかといいますと、隣の水上池も南の部分を埋められているのではないかということです。

そして、再び「水上池」で検索すると、
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/nara/burial-mound/uwanabe-kofun-01.htm
ウワナベ古墳(宇和奈辺陵墓参考地)その1
《さて、このウワナベ古墳の墳丘は未調査ですが~
昭和44年(1969年)、この古墳の東に、国道24号線を敷設するという計画が持ち上がったので、東側の堤を調査したそうです。
で、築造された時に、二重の濠があったことが判明したとのこと。
へえ~ 濠は、二重とな。
今は、一重の濠に見えるんだけどな~
どこが、二重なの??? と思ったら、どうやら外の濠は、幅10メートル程度の大きさだったのですが、どうやら、埋め立てられていたらしいのです。
その埋めた時期ですが、平城京造営時だとか。
推測の域は出てないらしいのですが、すご~い古い話。(^_^;)》

 水上池はわかりませんでしたが、ウワナベ古墳の外堀の部分が埋められていたのです。
 幅10mの堀のようですが、内堀と外堀の間の土の部分もありますから、想像できませんが、希望的観測で、かなり南まで堀の部分だったのではないでしょうか。
 さて、水上池ですが、場所が場所だけに建築許可が下りないのかもしれませんが、なんとなく地盤が弱そうに感じられます。
 ですから、水上池の南の部分も埋め立てられているのではないでしょうか。
(もしお解かりになる方がいたならば、教えてください)

 そこで、水上池の南の部分も埋められているとしたならば、不比等の生存中は、不比等邸は現在よりももっと池に近かったことになります。
 池辺宮といってもおかしくはないことになります。
 海龍王寺の北の道路(さっきと同じ道です)まで不比等邸だったとすると、たぶん、100m余で水上池につきます。

 そして、もし、本当にもしですが、海龍王寺の隣の法華寺まで不比等邸だったなら、池はすぐ傍にまできていたことになります。
 ばかばかしいと思われましょうが、詳しくいうと、用明天皇の宮の名前は『磐余池辺雙槻宮(磐余池辺双槻宮)とあり、「双」という字ついいています。
 不比等邸は二つの大きな屋敷があったのかもしれません。
 この四つの池の部分は、平城京の付近の中でも大きいのではないでしょうか。
(グーグルアースでみると、もっと大きな池・湖が見えましたので、スポットをチェックしましたら、ダムでした。)

 さて、問題は用明天皇に不比等が投影されているかどうかです。
 以前は、用明=天智、用明=文武をみたことがあります。
 用明=不比等もやったかしら?

 明日から忙しくなりますので、更新の方はどうなりますやら。

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