Travel to Tsushima-island and Iki-island
九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ「対馬」と「壱岐」の2つの島を訪れました。日本の中で最も朝鮮半島に近く、古代より大陸から文化、稲作、仏教、漢字などが伝来した中継地でした。
1)対馬: 福岡県の博多港から132kmに対して、韓国釜山とはわずか49.5kmという国境の島。
島の中央に位置する「烏帽子岳」からは眼下にリアス式海岸の浅茅湾(あそうわん)が広がり、気象条件が良ければ釜山市が望めるというビューポイントでしたが、この日は霞んで見えませんでした。
烏帽子岳
浅茅湾
対馬海峡
対馬藩主宗(そう)家の居城「金石城」と菩提寺「万松院」を現地ガイドさんの案内で見学。豊臣秀吉の朝鮮出兵によって断絶した日韓関係を再構築するために尽力した宗家歴代の墓所は日本三大墓所のひとつ。
金石城跡
万松院墓所
「百雁木」と呼ばれる石段
樹齢1000年の大杉
宗家歴代の墓
その後「対馬博物館」で、防人や元寇など対馬の歴史や文化資料の展示を見学しました。
2)壱岐: 九州北部と対馬の間に位置し、「魏志倭人伝」中で「一支国」として登場する島。
黒川紀章氏の設計による「一支国博物館」にて、壱岐は古代より大陸文化を日本列島の各地へ伝える重要な取り入れ口であったと、現地ガイドさんより熱い説明を受けました。交易の場所として栄えた「原の辻遺跡」そのものがこの博物館の最大の展示物でした。
一支国博物館
交易船模型
遺跡の場所
屋上展望台より
次いで、島の最北端に位置する勝本港から、「辰の島(日本の快水浴場百選)を巡る遊覧船」に乗船。クリスタルブルーの海の色や、ミルフィーユのような断崖絶壁の景観を楽しみました。
快水浴場
マンモス岩
はらほげ地蔵
猿岩
福岡→対馬→壱岐→唐津と高速ジェット船やフェリーを利用しての船旅で移動に時間が掛かりましたが、古代から近世の歴史に触れる事が出来た中身の濃い旅でした。
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