おはようございます。
いしまるブログです。
今日は仕入れいってきました。
色々仕入れてきましたが取り急ぎまずはこちら。
鹿児島の良い型のが揚がってました。
ここ最近ワラサばかりで少し飽き始めていたのでちょうどよかったかもしれません。
このツムブリ、いわゆる'市場価値'と言われるものは決して高くありません。
つまり
安いんです。
市場価値の上がらない主な理由はおそらく
おいしくないと
決め付けられていることにあると思います。
確かに基本的には決しておいしい魚ではないと俺も思います。
が、しかし。
今は亡き江尻さんに教えてもらいました。
ツムブリもうまいタイミングがあるんだ。と。
そして同時に
自分で見て触って味わって
評価するべきだということも。
当たり前のように思えることですがなかなかこれを実践しているお店そんなに多くないと思います。
だからこういったツムブリなどの魚の市場価値があがらないんです。
まぁ俺は運がいいんだと思います。
江尻さんと言うお魚博士みたいな人に10年以上お世話になり色々教えてもらいそして江尻さん亡き今もこんなに面白い魚を拾ってきて勧めてくれる魚屋さんとお付き合いができているわけですから。
江尻さんに出会ってなかったりその後も今お付き合いしている魚屋さんに出会っていなければ俺も並の魚を適当に扱う居酒屋もどきに成り下がっていたかも知れません。
そのくせ酒だけ一丁前に揃えてえらくなった気になって偏屈気取りの野暮な商売していたかもしれません。
あぶねーあぶねー。
これからも一生勉強。
謙虚な気持ちで酒や魚と向かい合っていきたいと思いますんですこーしお付き合い頂ければと思います。
そんなわけでそれた話を戻します。
ツムブリ。
脂がないだの色が悪いだのクセがあるだのボロクソ言われるわけですが。
じゃあ今日のツムブリはどうなんだ。と。
これみてみてください。
頭落としたところです。
白く入っているのは筋ではなく脂です。
ちなみにグロいので写真にはおさめてませんがワタも真っ白く硬い脂に包まれておりました。
まるで「寒ブリ」のような脂です。
が、味は寒ブリとはまったく別物なので。あしからず。
冊取りすると包丁にこんなに脂が。
だれですか？ツムブリは脂が乗らないなんてほざいてるもぐりは。
皮引いてみました。
皮下にも脂があります。
この脂も手伝って食感はしっとりです。
刺身にするとこんな感じです。
薬味はわさびでも良いですがからしでもおつです。
味わいは誤解覚悟で言うなら「メジマグロ」のような風味を感じるかもしれません。
つまりツムブリと言ってもぶりとは全く別物と言うことです。
うそっちゃうそなんですけど食べればおいしいです。
今日は安かったしでかいの二本買って来たんで
ハーフで１００円
で出すんで試しに食べてみてください。
とりあえず他にも仕入れしてるんで時間があればまたブログ更新します。
では。
