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北摂里山と生物多様性

2012-05-09 02:23:54 | うんちく・小ネタ

5月12日(土)に、日本一の里山と言われている北摂里山を散策してきます。今回訪問するのは黒川エリアです。

日本一と言われているのは、歴史の古さだけではなく、茶道と結びついた文化の伝承「菊炭」が今もなお焼かれており、その原料を供給する台場クヌギが現存しているからというのも一つの理由です。また、クヌギ林を守ることはカブトムシやクワガタムシ、チョウなどの多数の生物を守ることが出来、生物多様性の保全が図ることができます。

また、兵庫県ほど里山を守る取り組みや、湿原などの水辺の生き物の環境保全に取り組んでいるところはありません。そのことが、今回の「北摂里山博物館」という箱モノではない里山のある地域ネットワークを結ぶ屋根のない極上ミュージアム設立に結びついていったものと思います。

特に、「人と自然の博物館」を中心にして、人と自然の共生の環を拡大していく取り組みや絶滅危惧種の保存に取り組まれているジーンバンク事業には目を見張るものがあります。

私も数年前にコウノトリの郷、豊岡市を訪れましたが、生物多様性について考えることは、失われつつある日本人のこころを取り戻す事業でもあるように思います。

私の実家のある地域も薪で暖をとることや、クヌギでシイタケを育てるといった新たな取り組みが始まっています。512日(土)は楽しみな里山ハイキングになると思いますし、生物多様性について考えてきたいと思っています。

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