父は今年ぐらいは持ってくれるかな、というような感じであったが、
歳もとっていたので、どうなるかわからないというのである程度
葬儀について弟が調べていた。ただ、あまりにも急だったが、家族葬に
しようということだけは決定していた。兄弟4人の関係者までくるとなると
結構な人になってしまうし、申し訳ないが、父は家族に見送られるのを
希望していたように思ったからである。
21:21に息を引き取ったが、兄弟が集まって全員で死亡確認ということで
結局、正式な時間は23:10となった。それから遺体を引き取ってくれる
ところを探してそのまま葬儀に入らないといけないという状況になった。
金曜日に亡くなって月曜日が友引ということで逆算すると土曜日にお通夜、
日曜日にお葬式ということになる。そうしないと火曜日までお通夜ができない。
あらかじめ調べて起いた中から家族葬で30名ぐらいまでの葬儀にした。
連絡を取って遺体を引き取ってんもらい、一晩安置してもらった。
とても丁寧に対応してもらい、疑問点の説明も良くしてもらった。
人数は母と子供と孫だけで14名になり、後は、父の兄弟夫婦と母の関係位しか
呼べないということになり、急遽連絡して集まってもらうことになる。
家族葬と言ってもやることは普通の葬儀と一緒で人数が少ないだけである。
喪主など初めてであり、兄弟に手伝ってもらいながら、何とか無事に最後まで
見送ることが出来た。申し訳ないが、多数の方が来られていたら、その対応で
大変だったと思うし、家族葬であったので、ゆっくり見送ることが出来たと思う。
その方が、父が望んでいただろうと思っている。入院しているときに治療方針の
話し合いも父がどういうことを望むだろうということだけを考えて結論を出してきた。
友禅の職人という人生を歩んだ父であったが、その生き様を見せてもらった。
父には、本当に感謝している。