先日、久々に図書館へ行って本を借りよとしたら、「利用者カード」が
古いので作り直しましょうと言われ、言われるがままに言われるように
書類に記入し、本を3冊借りた。その時は図書館の方が全てやっていただいたので
特に何も思わなかったが、出入口にBDS(ブックディテクションシステム)ゲートが
ついたんやぁ~とこれだけには気が付いた。
図書館というのは意外と不正持ち出しが多く、図書館にとっての財産である本が
なくなってしまうのを防止するのにBDSは効果抜群である。ツタヤなんかにも
設置されている。まあ、ここまではすぐにわかった。
そして本日、正月用に本を5冊借りた。全部読めるか怪しいものだが、一人何冊まで
借りれるのかも知らなかったので、もしオーバーしていたら、これは辞退しようなどと
選別しながら受付に持って行った。
受付の女性から「返却ですか~」と聞かれ「いいえ、借りたいんです」と答えると
「あそこで自分で借りれますよ、あ、初めてですか?」で、素直に頷きやり方を
教えてもらった。
図書自動貸出機(本当の名前は知らない)みたいなもので台の上に5冊の本を
置いて「利用者カード」を台の上部の機械にかざすと、おぉ~といいそうになるほど
見事に5冊の本のタイトルと貸出番号と貸出日、返却日が印字された熱感紙が
出てくる。おまけに図書館の1ヶ月の休刊日まで書いてある。
「確認してくださいね」と言われたが、すぐれ感に感動して機械を信じるから見なくても
大丈夫です!と言いそうになったが我慢した。
なんと5冊山積みにしても全部読み取り、一瞬にして作業が終了してしまう。
図書館のシステムは替わっていた。人の手から機械化されていた。
これはスーパーマーケットのレジなどで使えたら待たなくても瞬く間にスムーズに
会計が終わるのではないか、買い物かごを台に乗せてピッと感知したらレシートが
出てきて支払えばかなりの時間短縮になるはずだ。
ん~でも設置費用がかなりするだろうな、本みたいに単品に対応するだけじゃないしな。
などと、どうでもいいことを考えたが、しかし、ここで結論を出した。
便利だけど、図書館でピッとバーコードを押している時代までは受付でお姉さんに
時にはおばちゃんに渡して借りる時間が好きであった。前に人がいて並んでる時も、
こっそり、あんな本があったんや~など横目で見たりしていた。そういうのも必要かな、
なんて思ったりもする。そして何よりも「さあ、帰って読むぞー」という気持ちになれる。
受付が儀式みたいなもので、何故か、すこし緊張する。
だが、それが終わって緊張から解き放たれた感じが好きであった。