Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

週末現場

2017年12月10日 | 建築、設計

1ヶ月ほど前から以前設計した歯科のちょっとリフォームを依頼されていた。
要望を聞き、図面化して確認を取り、見積を出して、工事日を調整する。
この間、最初の一度だけ現場確認でお会いしただけで、
他は直接会っての打合せが無く、LINEでのやり取りのみである。
いやあ、時代は変わりました。というか、そういうことでも成立するように
なってきました。人間の方も変わってきたのでしょう。
 
土曜日の診察が終わって午後から工事は始まりました。
診察台を外し、新しい診察台用の配管の直し、既存壁の撤去で土曜日が終り、
日曜日は朝から GC(診察台のメーカー)と配管の最終確認、フローリングの貼り直し、
新規 壁の墨出し確認、入口巾の確認、丸棒の納まり等の打合せ、最終チェック。
最後は院長先生のチェックで確認となりました。
 
45φのスギの丸棒を角材から削り出し取り付けたのですが、これがやっぱり剃るのですね。
天井高さ2500mmにツナギ無しでは強度的にも持たないので真ん中に1本だけ
補強の丸棒を取り付けました。
最初は中2本で補強をしようと考えたのですが、剃りとの調整が非常に難しく、
1本でもそれほど変わらないという話になり、1本だけにしました。
思い切りのチカラで引っ張ると持たないと思いますが、こういうものはデザインなのであって
実用性は無いものなので気をつけて使ってください、と言い切ります。(笑)
剃りを調整しながらの取付でしたが、いい感じに仕上がりました。
 
最後の院長先生のチェックの時に「イメージ通りの仕上がりになりました」と
言っていただき、ホッとしたのと、ううむ、イメージ通りでしたかという思いが入り混じった
感覚を覚えました。イメージしてたものより良かったです~などといってもらえるかな~などと
勝手に思い込んでいましたから、院長先生の創造力は素晴らしい~。
 
ここは上階が住宅になっていて、3人の子供が最終確認の時も走り回っていました。
特に写真の子供は1年前と比べるとものすごーく成長していて、ビックリです。
一番上の子が小学生になったようすが、ボクのことは覚えていてくれていてました。(笑)
そういえば、他の住宅をやったときも打合せの時に子供がよくなついてくれていたけど、
思春期を過ぎたころには、みんな忘れてしまうようで「誰」って感じになってしまうのですね。
設計した家々で育った子供たちの感想を聞きたい!!
 



 



読書

2017年12月10日 | 日記

本当に今年は本を読む時間が少なくて、年末になってから
少しでも本を読もうとしている。まあ、本を読む時間が減ったぶんは
ネットでの時間が増えているということで、同じ時間を使うなら本の方がいいでしょ、
と妙な焦りが読書へと突き進ませる。
 
今回は 「三匹のかいじゅう」 椎名誠 集英社
またまた、シーナさんの本である。アメリカで暮らしていた息子家族が
日本に帰ってきてからの孫との関係を綴った本である。
シーナ師匠も孫には勝てなかったようで(笑)、すっかり好好爺という訳である。
その中にも、移り行く息子の生活に対して優しくも厳しくもあり、微妙に変化していく
2人の関係も面白い。変化していくことを楽しんでいる、というとこかな。
途中で自分が影響を受けた本、その本の内容をほぼ実現してみたこと、
「鬱」が原因で人との共同生活をしたのではないかということ等々。
シーナさんご本人の事もいろいろと書かれている。
これは一気に読みました。
 
息子と言えば、岳物語の岳くんの事であり、もうそんな年になったのかとびっくりしている。
それはこちらも年を取るはずだ。