Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

兄弟

2009年07月06日 | ブログ

ボクは4人兄弟の中で一応、長男である。

一応と書いたのはそうは見られないことが多いからである。

なぜか・・・・・。

兄弟は、男3人で一番下が妹である。

多分、女の子が欲しかったので4人になってしまったのかと。

自分が親になって思うことは、よくぞ、4人もの子供を育てたと思う。

モチロン?裕福な家庭ではなかった。

両親は共働きだったので、

小さい頃は 兄弟4人で過ごす時間が多かった。

妹とは6歳違い。下の弟とは5歳違い。

ボクが小学校 3、4年生ぐらいのときから、

保育園の終わる時間になると、二人を 迎えにいっていた。

土曜日などは ハンドン(古い!)なので、昼に迎えにいき、

その後は家で子守という時間を過ごしていた。

まあ、子守といっても一緒に好きに遊ぶだけなのであるが、

思いのまま、思いつくまま、遊ぶので

それこそ部屋中モノだらけになるのである。

 

そして、親が帰ってくるであろう30分ほど前になると

みんなで いっせいに整理にかかる。

分担を決めて各自、自分の価値観で整理するのである。

自分の価値観?ですが、

用はとんでもないようなところに片付けるのです。

タンスの中から大根が出てきたり・・・・・。

 

家にある、あらゆるものが玩具でしたね~。

今の世間の子供のように、何でも買ってもらえるような状況では

なかったですから。

そういう意味では想像を働かせて、いろんなものを

動物などに見立てて面白がって遊んでいました。

 

平日に両親が残業などしているときは、ボクが兄弟の分の

インスタントラーメン(鍋でつくるもの:カップ麺ではありません)を

つくって取りあえず、腹ごしらえをしていた。

そのときから食べ物など調理(というほどではないが)していたが、

小学校高学年の頃は、マンガ「包丁人 味平」の影響を受けて

日曜日に、カレーに挑戦したりしていた。

玉ねぎを炒めすぎて非常に玉ねぎくさいカレーであったが、

皆、文句も言わず食べてくれた。

 

と、まあ、急に兄弟のことなど書きましたが、

最近はみんな大人になったので、なかなかじっくり話しをする時間が

取れないが、この間、久々に少~し話しをしたら

みんな いいヤツラなのですね~。

 

小さな家で、個室などなく、寄り添うように生きてきた兄弟というのは

何年経っても変わらず、思いやりがある。

つくづく、兄弟っていいなあ~と思う。

 

そして、住宅というのは できるだけ区切らずに、

ワンルームに近ければ近いほど

絆というのは深まるのではないか、

顔を会わせる時間が多いほど愛情が生まれるのではないかと。

幼い頃に経験した時間は身体に染み入るのでしょうか。