Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

暖冬?

2009年02月23日 | ブログ

コンクリート打ち放し(断熱材なし)の事務所に約12年間いました。そして今の事務所はALC版の外壁にタイル貼。室内側は多分、吹き付けの発泡ウレタンぐらいの性能の断熱材だと思われる。コンクリートの熱貫流率(材料の熱の通しやすさ)はALC版の約10倍。ALC版のほうが熱を通しにくいということは 断熱(熱を断つ)性能がよいということ。熱を通しにくいということです。

 

まあ、数字的にはどうでもいいのだが、コンクリート打ち放しの室内に12年間慣らされた身体は断熱材入りの建物の中ではすごく暖かさを感じる。体感温度が寒さに慣らされていたのが、それなりに断熱が効いて、空調をかけるとまたたく間に暖かさを感じて途中でエアコンを切ってしまうのだ。暑く感じてしまう~。

 

コンクリート打ち放しで鍛えられた感覚はすぐになくなってしまうかも知れないが、今年はまだ感覚が残っているらしく、どうも今年の冬は暖かい。個人的には過ごしやすい冬なのです。断熱性能というのがいかに生活に大切であるかを改めて感じています。

ただ、それを辛抱してでも魅力ある材料としてのコンクリートという素材は存在感がありますが・・・。そういう意味で素材としての魅力があり、性能もいいという意味では無垢の木材が一番なのではないだろうか。。。