(前の記事からの続き)
自分の願望を明確に、 具体的にする際の問題は、
それが不安を生じさせるということです。
自分のニーズのために 人に迷惑をかけていいのでしょうか?
人を失望させたり、 困らせたり、 努力させたりしても構わないのでしょうか?
答は、 イエスです。
不運にも、 自分の要求が ないがしろにされてしまう家庭環境で 育った人がいます。
人間としての価値や重要性を 思い出すために、
次の 「正当な権利のリスト」 を見直してください。
《正当な権利のリスト》
1. 他の人に 物事を要求する権利
2. 時には 自分自身を最優先させる権利
3. 自分の感情や苦痛を感じ、 それを表現する権利
4. 自分の信念の最終的な判断をし、 正当なものとして受け入れる権利
5. 意見や信念を持つ権利
6. 他の人と違うものであっても、 自分の経験を持つ権利
7. 不快な扱いや批判に対して 抗議する権利
8. 変化のための交渉をする権利
9. 支援や必要なことを求める権利
(それを得られるとは限らない。)
10. ノーという権利
それによって あなたがわがままということにはならない。
11. 自分の正当性を説明しない権利
12. 人の問題の責任を取らない権利
13. ある状況に対応しない権利
14. ときには人に迷惑をかけたり、 人を失望させる権利
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
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