「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

浮気 : 皆さんの, 私の, そして 他の人の場合 (1)

2012年03月26日 19時39分39秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 ノン・ボーダーラインの人は、 浮気をしている人が 多いことが分かっています。

 ボーダーの人との関係で欠けている、

 身体的, 感情的な結びつきを 満たそうとしているのでしょう。

 一方、 浮気をしていないのに、

 浮気をしたといって告訴される ノン・ボーダーラインの人は、

 それに輪をかけて 多いことも確かです。

 これは ボーダーの人の自己評価の低さ, 見捨てられ不安が原因です。

 ボーダーの人も 浮気をすることがあります。

 彼らは見捨てられることを恐れ、 置き去りにされたときのために、

 浮気相手を作っておくのです。

 彼らは性的に求められると、 心の空虚感が 幾らかでも満たされるのでしょう。

 浮気は 自分をダメにする行為, または 自己嫌悪の表れとも考えられます。

 物質乱用や 衝動的な行動の結果、 浮気に走ることもあるかもしれません。

 これも 呑み込まれ/見捨てられ不安の 一端でしょう。
 

 浮気は 次のような点を示してます。

・ 結婚生活が困難な状況

・ 欺かれても 相手の浮気に 快く耐える人は、

  共依存について 知るべきかもしれません。

・ 言葉の微妙な意味合いに 気を付ける必要があります。

  ある妻は、 他の男性とセックスしたことは  「ない」 と言いました。

  ところが彼女は こう言うのです。

  「男性と寝たことはあるけれど、 彼はコンドームをしていたから、

  正確には 『触れていない』 のよ」

・ ボーダーの人が浮気をしても、

  それは 不安と障害が原因だと 是非理解してあげてください。

  彼らは浮気を 皆さんのせいにするかもしれませんが、

  そんな言葉を 真に受けないでください。

  不信感を抱かずに 問題を解決することも可能です。

  彼らは なぜ浮気をしたかも分かっていません。

・ 皆さんが浮気をしている場合、

  浮気は 一時的な対策に過ぎず、 根本的な解決にはなりません。

  いつか 夢から覚めるときが来るのです。

(次の記事に続く)

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 


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